Lシリーズ・Aile
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「PC-9821シリーズ」の記事における「Lシリーズ・Aile」の解説
PC-9821Lt/Ld(98NOTE Light / 1995年) i486DX2 50 MHz(Lt)、i486SX 33 MHz(Ld): B5型 本体の右側奥に超小型トラックボールの「サムボール2」が搭載されている。外部接続型のFDDが付属する。極力余計な機能は省かれていて、サウンド等のマルチメディア機能は搭載されておらず、ビジネスモデル的色合いが強い。拡張機能に関しては、PCカードスロット以外の汎用拡張バスを持たず、それ以外にはメモリ増設スロットが用意されているのみである。背部にプリンタ・マウス・シリアルポートおよび外部VGA出力は備えるが、キーボード端子が省略された。FD互換RAMドライブも持たない。Lt・Ld共にアプリケーションモデルと呼ばれるソフトウェアプリインストールモデルとHDDモデルと呼ばれるソフトウェアのインストールされていないモデルの2グレードが存在し、前者は350MB(Ld/350A・Lt/350A)あるいは540MB(Lt/540A)のHDDと7.6MBのメモリを標準搭載し、後者は260MBのHDDと1.6MBのメモリを標準搭載する。また、全機種ともグラフィックコントローラとしてPEGCのみが実装されており、Ltは9.5インチTFT、LdはDSTNカラー液晶を標準搭載する。アプリケーションモデルではMS-DOS 6.2(5.0A-H)+Windows 3.1をHDDにプリインストールしてあり、さらに一太郎+Lotus 1-2-3がバンドルされていた。なお、再インストールディスクは別売であり、本体のみ購入時には、まず自力でフロッピーディスクにバックアップをとらねばならず、そのためのマニュアルも同梱されていた。 PC-9821Lt2(98NOTE Light / 1995年) i486DX2 50 MHz : B5型 Ltの後継モデル。グラフィックコントローラとしてPEGCに加えTrident社製Cyber9320を追加搭載し、「サムボール2」に代えてタッチパッド を搭載する。HDD容量はアプリケーションモデルの上位が540MBから720MBに引き上げられ、HDDモデルも350MBとなった。また、メインメモリもHDDモデルについては増量が実施され、4MB(ユーザーメモリ容量は3.6MB)実装となった。またB5型ノートPCとして唯一、3.5インチFDDを内蔵できる。 PC-9821La7/La10(98NOTE Aile / 1995年) Pentium 75/100 MHz : B5型 タッチパッド搭載 Microsoft Word+Excel、あるいは一太郎+Lotus 1-2-3バンドルモデルのみ。LCDはLa7が8.4インチDSTNのみ、一方のLa10は当初のモデルではLtから引き続き9.5インチTFT液晶パネル採用で、いずれも640x480ドットだった。しかし後期モデルLa10/Sでは10.4インチ800x600ドットTFT液晶となった。 PC-9821Ls150/Ls12(98NOTE Aile / 1997年) MMX Pentium 150 MHz/Pentium 120 MHz : A4型 800x600ドット ポートバー、ドッキングベイ付属。FAXモデム標準装備。PCカードは下段のみZVポート対応。Ls150の/C2,/D2型番は4.3GB以上(32GB以下、ただし8GBを超える場合は標準では8GB扱い)のHDDも認識可能。Microsoft Word+Excel、あるいは一太郎+Lotus 1-2-3バンドルモデルのみ。 PC-9821La13(98NOTE Aile / 1997年) Pentium 133 MHz : B5型 800x600ドット ポートバー付属。PCカードは下段のみZVポート対応。
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