Hp_49gとは? わかりやすく解説

HP 49G

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 16:30 UTC 版)

HP 49/50 シリーズ」の記事における「HP 49G」の解説

販売開始1999年 製造終了2003年 最終ファームウェア正式版:HP49-C 1.18(2000年5月)。ベータ版:HP49-B 1.19-6(2001年10月)。PCエミュレータ改造版:HP48-C 2.09(2006年6月) 画面サイズ131×64画素 CPUYorke 4 MHz (Saturnコア) RAM512 KiB フラッシュメモリ2 MiB 入出力ポートRS-232(2x5ピンの特殊コネクタプロトコルKermitあるいはXModem

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HP 49G

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HP 49/50 シリーズ」の記事における「HP 49G」の解説

1999年8月販売開始された。HP 49G (F1633A, F1896A)は本体伝統的な色採用しなかった初のHP社電卓である。メタリックブルーの色調加えてキーボード材質ゴムであった。このゴムキーボード従来HP社電卓キーボードのようなクリック感がない。さらにHP社電卓特徴であった大きな[ENTER]キーなくなった。 HP 49GはHP 48 シリーズ利用できた強力なユーザーインターフェース数学機能多く新しいHP 49G用のファームウェア組み込んだHP 48 シリーズ違って電卓上でSysRPLとSaturnアセンブリ言語容易にデコンパイルあるいはコンパイルする機能も組込まれた(HP 48 シリーズ場合、SysRPLのコンパイルPC上でするのが普通で、サードパーティツール使ったときだけ電卓上でSysRPLをコンパイルできた)。 HP 49Gはフラッシュメモリ内蔵しファームウェア更新できる最初HP社電卓であった。さらにHP 48 シリーズ付属していたソフトポーチの代わりにハードスライディングケースを採用した。 HP 49Gの最終公式ファームウェアは1.18であったいくつかの非公式なファームウェアがHP 49Gの開発者によって公開され非公式ファームウェア最終バージョンは1.19-6であったこの後、HP 49G上でその後機種であるhp 49g+とHP 50gファームウェア改造ファームウェアではあるが)をインストールできるようになった。 なぜそのようなことが可能になったかと言えばハッカーがhp 49g+とHP 50gファームウェア改造してPCエミュレーターEmu48上で動作できるようにしたからである。Emu48はHP 48 シリーズからHP 49Gまでのハードウェアしか再現していないので、hp 49g+で追加されたSatrun+命令ARM命令実行できない。そこでハッカーたちはhp 49g+とHP 50gファームウェアからSaturn+命令ARM命令削除しSaturn命令だけに置換え改造ファームウェア作成した(HP 49G ROM 2.09など)。前述のようにEmu48はHP 49Gまでのハードウェア再現しているので、Emu48用の改造ファームウェア実機のHP 49Gに特殊な方法インストールできるように修正すれば実機のHP 49GにHP 49g+とHP 50g改造ファームウェアインストールすることができたのである少なくともファームウェアバージョン2.09までは、実機のHP 49Gにインストールすることができた。 2003年にHP 49GのファームウェアCASソースコードLGPLライセンスの下で公開された。このコード対話型幾何学プログラム後継機種hp 49g+と互換性のあるいくつかのコマンド含んでいる。ライセンス制限のために再コンパイルされたファームウェア再配布できない

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hp 49g+

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HP 49/50 シリーズ」の記事における「hp 49g+」の解説

2003年8月ヒューレット・パッカード社はhp 49g+ (F2228A)を販売開始した。この電卓はメタリックゴールドに着色され、HP 49Gとの後方互換性があった。HP 49Gで不評だったゴムキーに代わって、プラスチックキーが採用された(ただし、後述HP 50gの項目で書かれているように押しすいものではなかったようだ)。HP 49Gのハードスライディングケースは廃止され、かつてのHP電卓同様のソフトポーチで電卓保護するようになった設計・製造台湾の Kinpo Electronics行われた2001年HP社電卓部門閉鎖された。そのため、hp 49g+以降設計含めて Kinpo が行っている)。 この電卓特徴全面的に更新されプロセッサ・アーキテクチャUSBIrDA赤外線通信IrCOMMプロトコル)、SDCARDによるメモリ拡張、そして多少大きくなった画面131×64画素131×80画素)であるが、それ以外改良もされている。 この電卓システム新しく採用されARMプロセッサー上で直接実行できない。しかし、今までHP社電卓使われてきたSaturnプロセッサーエミュレーター搭載しており、その上で実行できる。このことによって、hp 49g+はHP 49G用に書かれプログラムのほとんどとバイナリレベルの互換性維持している。それだけでなく、HP 48 シリーズとソースコードレベルの互換性がある。hp 49g+で初搭載されSaturnプロセッサーエミュレーターはSaturn+という拡張命令持っているこのようにARMプロセッサSaturnをエミュレートするプラットフォームApple シリーズ称するARMSaturnエミュレーションしているにも関わらず、hp 49g+はあらゆる過去HP社電卓よりも高速であった。HP 49Gに対す速度向上は処理内容依存するものの約3~7倍である。ARM用に書いたプログラム実行することすら可能であり、エミュレーションレイヤーを完全に迂回するともできるGNU C compiler利用可能である(後述のHPGCCを参照)。

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