エフ‐エー‐ディー【FAD】
読み方:えふえーでぃー
《fish aggregating devices》ある種の魚が海面に浮かぶ流木や浮遊物体の下に集まる性質を利用した装置。それ自体に網が仕掛けられるほか、発信機を取り付けて、巻き網船で集まった魚を捕獲する漁法が行われている。人工集魚装置。人工浮漁礁。FADs。
エフ‐エー‐ディー【FAD】
読み方:えふえーでぃー
ファッド【fad】
ファド【fad】
読み方:ふぁど
⇒ファッド
FAD
分子式: | C27H33N9O15P2 |
慣用名: | フラビンアデニンジヌクレオチド、FAD、Flavin adenine dinucleotide、フラビニン、Fademin、Flavitan、Wakadenin、Flavinin、ファデミン、フラビタン、ワカデニン、フラビンアデニンジヌクレオタイド、Riboflavin 5'-(diphosphoric acid β-5'-adenosyl) ester、Riboflavin 5'-diphosphoric acid P2-(5'-adenosyl) ester、(Riboflavin-5'-phosphoric acid)(5'-adenylic)anhydride、エフビタジャスト、Effvita just、チオデニン、Chiodenin、ヒシデニン、Hishidenin、フラジレン、Flaziren、フラッド、Fladd、FAD-T、アデフラビン、Adeflavin、日点FA、Nitten FA |
体系名: | リボフラビン5'-[二りん酸P2-(5'-アデノシル)]、リボフラビン5'-二りん酸P2-(5'-アデノシル)、(リボフラビン-5'-りん酸)(5'-アデニル酸)無水物、リボフラビン5'-(二りん酸β-5'-アデノシル) |
フラビンアデニンジヌクレオチド
英訳・(英)同義/類義語:FAD, flavin adenine dinucleotide
NAD, NADPと並び、細胞内の酸化還元反応に関与する補酵素。
化合物名や化合物に関係する事項: | ヒドロキシ基 ヒビテン ピロリン酸 フラビンアデニンジヌクレオチド フロリゲン プロゲスチン ヘキサシアノ鉄酸カリウム |
フラビンアデニンジヌクレオチド
(Fad から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/23 21:51 UTC 版)
フラビンアデニンジヌクレオチド | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 146-14-5 |
PubChem | 703 |
KEGG | C00016 |
MeSH | Flavin-Adenine+Dinucleotide |
特性 | |
化学式 | C27H33N9O15P2 |
モル質量 | 785.55 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
フラビンアデニンジヌクレオチド(flavin adenine dinucleotide、FAD)は、いくつかの代謝反応に必要な酸化還元反応の補因子として働く脱水素酵素である[1]。
概要
FADには2種の酸化状態と還元状態が存在し、それらの生化学的役割は2種の間で変化する。FADは還元されることによって2原子の水素を受容し、FADH2となる。
FADH2はエネルギーキャリアであり、還元された補酵素はミトコンドリアでの酸化的リン酸化の基質として使われる。FADH2は酸化されてFADとなり、これは一般的なエネルギーキャリアのATPを2分子作ることが可能である。真核生物の代謝でのFADの一次供給源はクエン酸回路とβ酸化である。クエン酸回路では、FADはコハク酸をフマル酸に酸化するコハク酸デヒドロゲナーゼの補欠分子族である。一方、β酸化ではアシルCoAデヒドロゲナーゼの酵素反応の補酵素として機能する。
酵素に結合する場合もあり、フラビン環のCH3基がCH2になって,酵素のヒスチジン残基やシステイン残基に共有結合する[1]。
FADはリボフラビン(ビタミンB2)から誘導される。いくつかの酸化還元酵素はフラボ酵素またはフラビンタンパク質(フラボプロテイン)と呼ばれ、電子移動において機能する補欠分子族としてFADを要する。
脚注
- Fadのページへのリンク