Erythrocytic necrosis virus of fishとは? わかりやすく解説

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魚類の赤血球壊死症ウイルス [Erythrocytic necrosis virus (ENV) of fish]

 ウイルス性の赤血球壊死症は多く海産魚遡河性魚類赤血球崩壊し細胞質内に封入体できること特徴である。最初カナダ大西洋沿岸でとれたタラなど数種の海産魚赤血球融解する病気発見(1969年)されて、当初は"魚類赤血球壊死症"とよばれていたが、その後ブリティッシュ・コロンビア州沿岸海面養殖されていたサケカラフトマス天然ニシンにも同じ症状病気がみられてから、ウイルス性赤血球壊死症よばれるようになった。さらに、アメリカワシントン州沿岸オレゴン州孵化(ふか)場でもサケその他のサケ科魚類にこの病気観察されたので、北太平洋サケ・マス資源重大な影響がでる可能性懸念されている。最近日本でも三陸沿岸北海道オホーツク海沿岸サケにこの病気似た症状認められている。
原因ウイルスリンホシスチス病ウイルスによく似たイリドウイルス科ウイルス考えられている。その形は一般に直径310-360nmのきわめて大き正二十面体DNAウイルスとされるが、太平洋沿岸サケなどにみられたウイルスの大きさ直径が190nmであり、大西洋ニシンのそれはさらに小さく直径が146nm以下であったという。このようにこのウイルス病病原体は数種あるとも考えられるが、まだそのウイルス分離されていないので性状確定していない。

「Erythrocytic necrosis virus of fish」の例文・使い方・用例・文例

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