Component Library for Cross Platformとは? わかりやすく解説

Component Library for Cross Platform

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/10 20:51 UTC 版)

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Component Library for Cross Platform (CLX) とは、Microsoft WindowsLinuxアプリケーションクロスプラットフォームに開発するための、視覚化されたコンポーネントベースのソフトウェアライブラリおよびフレームワークである。ボーランドKylixDelphiC++ Builderなどのソフトウェア統合開発環境で使うために開発した。Object Pascalで記述されている。

従来のMicrosoft Windowsのみに対応していたフレームワークであるVisual Component Library (VCL) を置き換える目的で開発された。CLX はトロールテックQt に基づいている。APIは、ほぼ VCL 互換である。当初、VCL を使っているアプリケーションはすんなり CLX に移行すると思われていた。

しかし、Windows での性能が思わしくない、VCL と微妙な違いがある、バグがある、などの原因で VCL の置換には失敗した。Kylix 自体も商業的に失敗し、CLX の開発は中止された。

オブジェクト指向プログラミングの手法という意味では、CLXはSystem.TObjectクラスが最上位のスーパークラスとして働く階層を形成している。CLXに含まれる全てのクラスは直接的あるいは間接的にTObjectクラスを継承しており、また型の多重継承によるポリモーフィズムのために、いくつかのインターフェイスを実装しているクラスもある。

関連項目



Component Library for Cross Platform (CLX)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 23:14 UTC 版)

C++ Builder」の記事における「Component Library for Cross Platform (CLX)」の解説

Microsoft WindowsGNU/Linux対応したクロスプラットフォームの古いGUIライブラリである。 C++Builder 6Delphi 6とKylixの全バージョン採用された。 長らく前に開発中止され現在のバージョンでは採用されていない。 現在でもProfessional上のSKU最新バージョン購入することによりC++Builder 6CLX入手することが可能。 QtベースVCLライクGUIライブラリであり、FireMonkey比べる格段にVCLとの互換性が高い。 VCLにない機能もあるため現在でもWindowsで使う利点がある。 VCL比べるWindows固有の機能呼び出すことが難し場合がある。 C++Builder 6Delphi 6のVCLUnicodeに全く対応していなかったがCLX一部分ながら対応しているC++Builder 6CLX組み合わせ現在の最新Windows向けの開発も可能。 GNU/LinuxはKylix発売当時と現在では大きく仕様変わっているためKylixで現在のGNU/Linux向けの開発できない。 従って現在はWindows専用のようになっておりクロスプラットフォーム性は失われている。 WindowsGNU/Linuxではコンパイラ違いCLX仕様も少し違っていたためKylixのC++とのソース互換性はそれほど高くなかったCLXベース部分Qtである(QtC++実装されているC++専用ライブラリ)。

※この「Component Library for Cross Platform (CLX)」の解説は、「C++ Builder」の解説の一部です。
「Component Library for Cross Platform (CLX)」を含む「C++ Builder」の記事については、「C++ Builder」の概要を参照ください。

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