CODASYL COBOLの言語仕様の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 06:13 UTC 版)
「COBOL」の記事における「CODASYL COBOLの言語仕様の変遷」の解説
CODASYLでは常時言語仕様の改定をおこなっており、その成果を1~5年ごとにとりまとめてCOBOLの仕様書を発行していた。 COBOL-60最初の版 COBOL-61手続き部の構成の変更、4つの部が出揃う 拡張COBOL-61(1963年)(追加)ソート機能 (追加)報告書作成機能 (追加)算術文での複数の答え (追加)CORRESPONDING機能 COBOL-65第1次規格の元になる。 (追加)大記憶ファイルの処理機能 (追加)指標による添字付け、表引き (廃止)誤り診断メッセージへの要求 (廃止)必須機能と選択機能の区分 COBOL-68この年から開発報告 (JOD) 形式になる。 (追加)プログラム間連絡機能 (追加)映像端末処理用のSUSPEND文 (追加)割り算の余りを求める機能 (追加)注釈行 (追加)一般化されたCOPY機能 (追加)論理的なページあふれ条件の指定と検出 (追加)略語による記法 (変更)EXAMINE文の機能拡張 (廃止)PICTURE句と重複する編集句 (廃止)NOTE文、REMARKS段落 (廃止)DEFINE文 (廃止)一部の略記法 COBOL-69(追加)通信機能 (追加)翻訳印刷におけるページ送り (追加)実行時の日付と時刻の呼び出し (変更)文字列操作機能(追加)STRING文 (追加)UNSTRING文 (追加)INSPECT文 (廃止)EXAMINE文 (追加)SIGN句 (廃止)データ部の定数節 COBOL-70第2次規格の元になる。 (追加)デバッグ機能 (追加)MERGE文 (追加)データ初期化のためのINITIALIZE文 (変更)報告書作成機能の全面的な改定 (廃止)RANGE句 COBOL-73(追加)WRITE文によるページ送り (追加)LINAGE句 (変更)INSPECT文の機能拡張 (変更)直接記憶装置アクセス機能を相対編成と索引編成に組み替え (変更)登録集機能 (変更)再実行機能 (変更)独立項目記述と一連項目記述の相対位置の自由化 COBOL-76(追加)データベース機能 (追加)ビット列操作 (変更)ファイル定義方法の整理 (廃止)独立項目(レベル番号77) (廃止)ALTER COBOL-78第3次規格の元になる。 (追加)構造化プログラミング機能EVALUATE文 PERFORM文の機能拡張 名前の有効範囲の規定の整備 (変更)プログラム間連絡機能 (変更)データベース機能 COBOL-81(追加)浮動小数点 (追加)算術式による添字 (変更)正書法の改訂(自由書式の導入) (廃止)デバッグ機能(デバッグ行以外) (廃止)ENTER文 (廃止)CORRESPONDING機能 COBOL-84(25周年記念版)第3次規格(補追)の元になる。 (追加)組み込み関数 (追加)データ検証 (VALIDATE) 機能 (追加)行の一部分に注釈を書く方法 (廃止)RERUN機能 COBOL-88(追加)表SORT機能 (追加)定数の連結 (追加)画面制御機能 (追加)いくつかの組み込み関数 (廃止)区分化機能 (変更)語の長さを60字以下までとする。 COBOL-93(最終版)(追加)マルチオクテット処理 (追加)ファイルの排他共用制御 (追加)いくつかの組み込み関数 (変更)語の長さを30字以下までにもどす。
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