2016年度クラブライセンス審査結果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 06:03 UTC 版)
「2015年のJリーグ」の記事における「2016年度クラブライセンス審査結果」の解説
「Jリーグクラブライセンス制度#2015年」も参照 2015年9月29日、Jリーグは2016シーズンのクラブライセンスについて、クラブライセンス交付第一審機関 (FIB) による審査結果を公表した。J2ライセンス以上についてはJ1・J2の40クラブ、J3の4クラブ(町田・富山・長野・山口)の44クラブから申請があり(前年J2ライセンスを取得していた鳥取は2015年度決算で債務超過となったことから4月24日の時点でライセンス申請を断念)、申請した44クラブすべてにライセンスが交付され、申請を却下された(ライセンスが交付されなかった)クラブはなかった。ただし、2016年度の審査からJ1ライセンス取得条件に「トレーニング施設に天然芝のピッチを1面以上」「条件を満たしたクラブハウスの保持」などが新たに追加されたため、前年度のJ1ライセンスを喪失しJ2ライセンスにとどまったクラブが2クラブあった。 一方、J3クラブライセンスについては、まず2015年9月24日に「J3入会を希望するクラブ」に対するJ3クラブライセンス申請の審査結果が公表され、申請のあった八戸、沼津、奈良、鹿児島の4クラブのうち、八戸を除く3クラブに対してJ3ライセンス交付の判定となったことを発表した。八戸 については、ホームスタジアムとして申請した多賀地区多目的運動場(仮称)の完成予定が2016年10月であり、それまでの間にJ3リーグが開催可能なホームスタジアムを確保できていないという理由でライセンス不交付の判定となった。続いて2015年10月13日には、J3リーグに参戦中のクラブに対するライセンス申請の審査結果が公表され、J2以上のライセンスを取得した4クラブを除く8クラブのうち7クラブがライセンス交付の判定の結果となった。琉球については「財務の状況をより精緻に確認する必要がある」との判断から11月のJリーグ理事会まで継続審議扱いとなり、その後11月17日に開催された理事会でJ3クラブライセンス交付が決定した。なお、百年構想クラブのうち、栃木ウーヴァFCと地域リーグに所属するtonan前橋はJ3ライセンス申請を行っていない。 クラブ名の後ろに「」が付いたクラブは当該ライセンスを初めて交付されたクラブ。「」が付いたクラブは前年の上位ライセンスを喪失したクラブ。 J1ライセンス(37クラブ) - 札幌、仙台、山形、鹿島、栃木、浦和、大宮、千葉、柏、FC東京、東京V、川崎、横浜FM、横浜FC、湘南、甲府、松本、新潟、富山、金沢、清水、磐田、名古屋、岐阜、京都、G大阪、C大阪、神戸、岡山、広島、徳島、愛媛、福岡、鳥栖、長崎、熊本、大分 J2ライセンス(7クラブ) - 水戸、群馬、町田、長野、山口、讃岐、北九州 J3ライセンス(11クラブ) - 盛岡、秋田、福島、YS横浜、相模原、藤枝、沼津、奈良、鳥取、鹿児島、琉球 なおJ2ライセンス以上を交付された44クラブのうち、33クラブはB等級基準であるホームスタジアムのトイレの数、屋根のカバー率のいずれか、または双方とも基準未充足となっているが、このうち12クラブは制裁を免除され、残り21クラブについては具体的な施設改善計画(今後の活動計画)を2015年12月31日までに提出することを旨とした制裁が科される。 鳥栖については、2期連続赤字となったことからクラブ経営上の是正通達を受けたほか、5クラブ(札幌・横浜FC・湘南・山口・愛媛)は財務状況に関して随時ヒアリングを受けることとされた。また、12クラブにスタジアムや練習場、昇格に関する付帯条項が記された。
※この「2016年度クラブライセンス審査結果」の解説は、「2015年のJリーグ」の解説の一部です。
「2016年度クラブライセンス審査結果」を含む「2015年のJリーグ」の記事については、「2015年のJリーグ」の概要を参照ください。
- 2016年度クラブライセンス審査結果のページへのリンク