2011年シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 01:46 UTC 版)
14 スキーコース! (Серия 14) 家の前に倒れていた熊をマーシャとウサギで家に引っ張って開放する。マーシャは、熊が雪上車で雪かきをしていてモミの木にぶつかり、それで倒れてきたモミの木の下敷きになったんだと説明する。しかし、熊の覚えているのはそれだけではなかった。 オリジナルの題名は「Лыжню!」。これはスキーで行くコースや道筋を意味する(主格:лыжня)。スキーヤーが前を行く別のスキーヤーを追い越す時に、"道を譲ってもらうぞ"という意味で"Лыжню!"と言う。先行するスキーヤーは追い越すスキーヤーに道を譲ることになっている。 Серия 14 15 お大事に! (Серия 16) 一人で過ごしていたい熊はマーシャに自分は病気だという。マーシャは一生懸命に熊の世話をし、熊もくつろいでいることができたのだが、本当に腰を痛めて立てなくなってしまう。 Серия 16 16 マーシャとお粥 (Серия 17) 熊が一人でチェッカーを楽しんでいたところをマーシャに邪魔されて、熊は腹を立てて外に出て行ってしまう。おなかのすいているマーシャは一人でお粥(каша)を作って食べることにする。 オリジナルの題名は「マーシャ+お粥(Маша + каша)」 と書き、これは"(名前)+(名前)=愛"という落書きを連想させるものである。一方、このエピソードのストーリーはソビエト連邦の児童文学作家ニコライ・ノソヴ(Николаевич Носов)の「ミシュカのお粥(Мишкина каша)」(1938年)を踏まえている。ノソヴの本でも主人公たちがお粥(カシャ)を作るのだが、かさが増して鍋からこぼれてしまう。マーシャの場合、森の動物たちに食べさせても食べきれず、とっておく場所もなくなってしまうほど後から後からあふれてくる。これはアレクサンドル・ベリャーエフのSF小説「永久パン(Вечный хлеб)」(1928年)を思い出させるものになっている。 Серия 17 17 遠くの甥 (Серия 15) 熊の甥の小さなパンダが熊を訪ねてきた。何をするにしても、パンダとマーシャは張り合ってどっちも譲らない。 Серия 15 18 大洗濯 (Серия 18) 家いる友達の豚を赤ちゃんに見立ててベビーカーに乗せ、マーシャは熊の家にやってきた。ところが家の前で転んで泥だらけになってしまう。熊はマーシャの服を洗濯し、シャワーを使わせ、新しい服を仕立ててあげるのだが、すぐにまた汚してしまった。 ブールヴィル主演のフランスのコメディ映画に同名の物がある(「La Grande Lessive (!) (Большая стирка)」/1968年)。また2001年から2004年にはやはり同名のトークショーがテレビで放映されていた。題名はこれらの物を踏まえている。 Серия 18 19 オーケストラのリハーサル (Серия 19) 熊は森でグランドピアノを見つけて、それを家に持ってきた。それを弾いているところにマーシャがやってきて、自分にも教えてほしいと頼む。練習を始めてみたものの、手が小さいこともあってうまく弾けない。 題名はフェデリコ・フェリーニの映画「Felliniego Prova D'Orchestra (Репетиция оркестра)」(1978年)を踏まえている。 Серия 19 20 しましまのおひげちゃん (Серия 20) 昔のサーカスに熊と一緒に出ていたトラが熊を訪ねてきた。何をするにもマーシャが邪魔をするので、トラはマーシャをかつて熊がしたように(第一話)追い出そうとする。 題名はサムイル・マルシャークの詩および本のタイトルである「しましまのおひげちゃん(Усатый-полосатый)」(1930年)を踏まえている。 Серия 20 21 ホーム・アローン (Серия 21) 熊はマーシャに邪魔されずに一人でクリスマスを楽しもうとしたが、クリスマスツリーを飾りともども壊してしまった。一方、マーシャは熊のところでせしめたピエロの衣装とプレゼントの飛び出す魔法の帽子をもって、家の動物たちと楽しいクリスマスを過ごしていた。 題名はアメリカのコメディ映画「ホーム・アローン(露:Один дома)」(1990年)を踏まえたものである。 Серия 21 22 息を吸って!息を止めて! (Серия 22) 夕方に雌の熊が訪ねてくるので、熊は彼女を迎える準備をしていた。そこへマーシャがやってくるが、マーシャのしゃっくりが止まらなくなってしまう。 Серия 22
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