2代目 DA5/6/7/8/DB1/2型(1989-1993年)
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「ホンダ・インテグラ」の記事における「2代目 DA5/6/7/8/DB1/2型(1989-1993年)」の解説
1989年(平成元年)に2代目にフルモデルチェンジした。このモデルからは単独名の「インテグラ」となる。広告にはバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズで人気のあったマイケル・J・フォックスが起用され、その彼が日本語で「カッコインテグラ」「調子インテグラ」「気持ちインテグラ」と言っていたのが特徴。ボディは3ドアクーペ(4月20日発売)と、4ドアハードトップ(5月12日発売)との2種類。発売当初のグレードは3ドアがXSi(B16A型VTEC搭載グレード)、RSi(XSiの廉価版という位置付けで、パワステ、エアコン、パワーウィンドウ等が省略されている)、ZXi(SOHC版ZCのPGM-FI仕様)、RXi(ZXiからホイールキャップ等を省略したグレード)、TXi(デビューから1年で消滅)の5グレード構成で、4ドアがXSi(B16A型VTEC搭載グレード)、ZXi(SOHC版ZCのPGM-FI仕様)、RXi(ZXiからボディ同色アウタードアハンドルやホイールキャップ等を省略したグレード)、ZX(RXiから装備を省いたグレード(ただしRXiと異なりホイールキャップが装備される)で、エンジンはZCのCVデュアルキャブ仕様)、RX(4ドアの最下級グレード)の5グレード構成であった。途中でZXエクストラ(ZXiとあまり変わらない装備で、エンジンはZCのCVデュアルキャブ仕様)が、マイナーチェンジの際にESi(運転席8ウェイパワーシートやキーレスエントリーシステムを装備したグレードで、エンジンは1,800ccのB18B型エンジンを搭載)が4ドアに追加された。2代目インテグラは当時の「4ドアハードトップブーム」も手伝って若者から熟年層まで幅広い世代で大人気となり、1989年(平成元年)7月には4ドアと3ドア合わせて9,755台を販売し当時のホンダのドル箱の一つであった。 4代目シビック(EF型)とサスペンション部品を共有し、初のVTEC搭載車であるのも特徴。北米では先代に引き続きアキュラブランドで販売され、人気を博した。 エンジンは発売当初B16A型(160PS:MT/150PS:AT)とZC型(120PS:PGM-FI/105PS:CVデュアルキャブ)の2種類であったが、後にB18B型(140PS)を搭載したグレード「ESi」を4ドアに追加。 マイナーチェンジ後、B16A型は5代目シビック(EG型)およびCR-X デルソルと同じ170PS(MT)へとパワーアップされた。北米では当初B18B型とZC型の2種類であったが、後にB16A型のストロークを変更し排気量を拡大したB17A型も追加されている。 1992年8月に、特別仕様車であるZX スペシャル・セレクトが発売され1993年5月まで販売された。 1993年4月にクーペの生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 1993年5月にクーペが3代目と入れ替わって販売終了。 1993年6月にハードトップの生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 1993年7月にハードトップが3代目と入れ替わって販売終了。 なお、このモデル(1991年式4ドアハードトップタイプ、1.6L/5速MT)は、明仁上皇陛下のプライベートの愛車であり、公道に出ることはないが週末にテニスや散策をする際など、上皇后陛下を乗せて皇居内を運転していた。2019年1月に運転免許を更新せず、現在は運転していない。 3ドア 豪州仕様 後部 4ドア 日本仕様 後部 アキュラ・インテグラ(3ドア) アキュラ・インテグラ(4ドア)
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