2,4-Dとは? わかりやすく解説

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に‐よん‐ディー【2,4-D】

読み方:によんでぃー

《Dは、dichlorophenoxyacetic acid 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸の略称》生長調節剤の一。植物ホルモンのオーキシンの作用を示し、ナトリウム塩などとして広葉雑草の除草剤に使用。


2,4‐D

分子式:C8H6Cl2O3
その他の名称:2,4-D酸、ジクロルドン、ジコプール、B-セレクトノン、ヘドナール、2,4-D、2,4-D acid、Diclordon、Dicopur、B-Selektonon、Hedonal、2,4-Dichlorophenoxyacetic acid、(2,4-Dichlorophenoxy)acetic acid、2,4-PA、2-(2,4-Dichlorophenoxy)acetic acid
体系名:2-(2,4-ジクロロフェノキシ)酢酸、(2,4-ジクロロフェノキシ)酢酸、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸


2,4-D

農薬名2,4-D
和名orISO名[商品名]2,4-D[ローンキープ]
分子式C8H6O3Cl2
用途除草剤
LD50(ラット)/g kg-10.37
LD50(マウス)/g kg-1-
劇毒区分指定なし
魚毒ランクA(アミン塩・ナトリウム塩),B(エチルエステル)
有機性240
無機性205
農薬登録(1996年時点)1950年登録(日本)/承認(ISO)
その他処理量 0.4~3kg/ha
分子データ
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

2,4-ジクロロフェノキシ酢酸

英訳・(英)同義/類義語:2,4-D, 2,4-dichlorophenoxyacetic acid

化学物質でオーキシン作用を持つ。除草剤として使われた。

2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)(C8H6Cl2O3)

2,4-ジクロロフェノキシ酢酸は農薬で白色の固体です。除草剤として水田などに使用されます。人へのホルモン作用、発ガン性の疑いがあるといわれています。監視項目の指針値は「0.03mg/リットル以下」とされています。

2,4-ジクロロフェノキシ酢酸

(2,4-D から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/07 07:23 UTC 版)

2,4-ジクロロフェノキシ酢酸
2,4-dichlorophenoxyacetic acid
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.002.147
KEGG
PubChem CID
UNII
性質
C8H6Cl2O3
モル質量 221.04 g/mol
外観 白色から黄色の粉末
融点 140.5 °C (284.9 °F; 413.6 K)
沸点 160 °C (320 °F; 433 K) 0.4 mm Hg
900 mg/L
危険性
GHS表示:[1]
H302, H317, H318, H335, H412
P261, P273, P280, P305+P351+P338
引火点 不燃性[2]
致死量または濃度 (LD, LC)
500 mg/kg (経口, ハムスター)

100 mg/kg (経口, イヌ)
347 mg/kg (経口, マウス)
699 mg/kg (経口, ラット)
[3]

NIOSH(米国の健康曝露限度):
PEL
TWA 10 mg/m3[2]
REL
TWA 10 mg/m3[2]
100 mg/m3[2]
安全データシート (SDS) ICSC 0033
関連する物質
関連物質 2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸、ジクロルプロップ
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-ジクロロフェノキシさくさん、2,4-dichlorophenoxyacetic acid、略称 2,4-D)は、除草剤の一種である。植物ホルモンであるオーキシン様の作用を持つため、植物ホルモン剤としても使用されることがある。双子葉植物の茎頂に作用して異常な細胞分裂を発生させることによって枯らす作用があり、温度が高いほど除草効果が著しい。一方、イネ科の単子葉植物には影響を与えず(選択性除草剤)、水田や芝の除草に広く用いられている。

除草剤として市販される際には、無機塩類(ナトリウム塩類など)や有機塩類(アミン塩類)、およびエステルの製剤で提供される。

概要

第二次世界大戦中に英国・ハートフォードシャー州のロザムステッド農事試験場で生化学者のジューダ・ハーシュ=カステル (Juda Hirsch Quastel) らによって、農産物の収量増加を目的として合成された。1946年には、小麦やトウモロコシ用の除草剤として販売が開始された。

現在 2,4-D は選択性・低価格・低毒性であることを利点としてさまざまな商品名で除草剤として販売が行われ、広範囲に使用されている。

毒性については、ラットでのLD50 = 375 または 666 mg/kg が得られている。人間に対する毒性としては、肝毒性・生殖毒性などが指摘されている。

クロロ酢酸と 2,4-ジクロロフェノールの反応から合成される。このとき、副生成物として、2,4-D 以外のクロロフェノキシ酢酸類が発生する。

ベトナム戦争では、2,4,5-T などとともに枯葉剤として用いられた。この際、製造過程で副生したダイオキシン類が混在していたため、社会問題の原因となった。

水への溶解度は 0.9 g/100 mL (25 ℃)。

出典

  1. ↑ Sigma-Aldrich Co., 2,4-D. Retrieved on March 17, 2022.
  2. 1 2 3 4 NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0173
  3. ↑ “2,4-D”. National Institute for Occupational Safety and Health (2014年12月4日). 2015年2月26日閲覧。

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