1966年以降の作品とは? わかりやすく解説

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1966年以降の作品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 02:59 UTC 版)

河原温」の記事における「1966年以降の作品」の解説

I READ タイトルは「私は読んだ」の意。1966年10月2日開始されシリーズで、河原が「日付絵画」を制作した日に関係する新聞記事切り抜きを貼りこんだルーズリーフ・ファイルである。作者日本にいた日には、日本語新聞切り抜かれている。 I MET タイトルは「私は会った」の意。1968年5月10日開始されシリーズで、河原その日1日会った人物の氏名欧文表記タイプ打ちされ、ルーズリーフ・ファイルに綴じ込まれている。タイプされているのは氏名のみで、人物の肩書きエピソードなどは何も書き込まれていない。なお、日付当地慣用欧文表記回転式日付ゴム印用いて刻印I WENT タイトルは「私は行った」の意。1968年6月1日開始されシリーズで、河原その日滞在した街の地図コピーがルーズリーフ・ファイルに綴じ込まれている。地図上には、河原徒歩電車、船等で通った道筋が赤い線で示されている。 I GOT UP タイトルは「私は起床した」の意。1968年5月10日開始されシリーズで、絵葉書による作品毎日特定の2人人物絵葉書を送るもので、葉書通信にはたとえば"I GOT UP AT 8.20 A.M."のように、その日何時何分起床したという事実のみが記され文面差出人宛先住所氏名等は手書きでなくゴム印押されている。1979年、このゴム印入ったかばんが盗まれたことにより、このシリーズ終わりを告げた葉書世界各地から投函され差出人住所が「北大西洋クイーン・エリザベス2世号となっていたこともある。 I AM STILL ALIVE タイトルは「私はまだ生きている」の意。1970年から始まったシリーズで、特定の人物あてに電報を送るもの。電報世界各地から送られてくるが、文面は常に同じで、"I AM STILL ALIVE ON KAWARA"(ワタシハ マダ イキテイル カワラオン)というものである。このシリーズ先立ち1969年12月河原パリ展覧会主催者宛てて次のような文面の3通の電報送ってきた(原文は英語)。「私は自殺する気はない。心配するな。」「私は自殺する気はない。心配せよ。」「私は眠ろうとしている。忘れよ。」(それぞれ1969年12月5日8日11日付け)それ以後電報文面は"I AM STILL ALIVE"に固定されている。 One Million Years百万年) これもルーズリーフ・ファイルによる作品。『百万過去』と『百万未来』がある。過去編は"998031 BC"(紀元前998,031年)から始まり、以下、1ページ500年分が"998030 BC 998029BC 998028 BC.. "のように延々とタイプ打ちされ、最後の2,001ページ目は"1969 AD"(西暦1969年)で終わっている。「これまで生き死んだ全ての人へ」(原文英語)という献辞がある。未来編同様に西暦1981年から西暦1,000,980年までの百万年をタイプしたもので、"FOR THE LAST ONE"(最後1人へ)という献辞がある。男女交互に年号読み上げるCDバージョンもある。

※この「1966年以降の作品」の解説は、「河原温」の解説の一部です。
「1966年以降の作品」を含む「河原温」の記事については、「河原温」の概要を参照ください。

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