13~15世紀の彫刻とは? わかりやすく解説

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13~15世紀の彫刻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 05:02 UTC 版)

国立中世美術館」の記事における「13~15世紀の彫刻」の解説

この時代彫刻パリまたはイル=ド=フランス地域圏収集されたものが多くノートルダム大聖堂リンテルまぐさ石)の一部『(最後の審判での)死者復活』(13世紀前半)、ノートルダム大聖堂翼廊南側入口にあったフランス革命時に国立中世美術館収蔵した『アダム像』(13世紀中頃)、同じくフランス革命時に収蔵した、ルイ9世時代の「古典的ゴシック彫刻特徴がよく表れているサント・シャペル十二使徒像、特に『聖ヨハネ』と使徒名が特定できない哲学者頭像』、『悲しげ使徒』(1243-1248年頃)があり、これら以外の使徒像は現在のパリ1区にあった巡礼者サン=ジャック(聖ヤコブ病院教会置かれいたものである。 イル=ド=フランス地域圏全体では、端麗フィリップ4世祖父ルイ9世列聖1297年)の直後建てたポワシー・サン=ルイ修道院の3体の天使像があり、天使キリスト受難象徴であるラッパ大部分破壊)といばらの冠持っている。ポワシー・サン=ルイ修道院彫刻は他にも『アランソンピエール像』があり、ルイ9世の6人の子の像の一つである。 ピカルディ地方サン=ジェルメール=ド=フリ修道院フランス語版)の聖母礼拝堂石造り背障祭壇背後にある衝立; 1265年頃)には新約聖書場面描かれている。 この時期イタリア彫刻多くプラート大聖堂イタリア語版)(トスカーナ州都市プラートにあるロマネスク様式大聖堂)の聖母像聖ヨハネ像はキリスト受難像 (1220-1230年頃) の一部であったアンドレア・ピサーノ息子 ニーノ・ピサーノ(イタリア語版)作の『受胎告知の天使ガブリエル)』(14世紀後半)、聖ウルスラ1万1千人処女殉教者一人とされる『サント・マビーユの胸像聖遺物箱』(14世紀後半; シエナ)などがある。 小規模な象牙彫刻も多くサン=シュルピスドゥタルヌのトリプティカ(三連祭壇画)にはキリスト生涯描かれている(13世紀末)。一方、剣の橋を渡るランスロットトリスタンとイゾルデなどの宮廷風恋愛場面描いた『愛の城の襲撃』と題する手箱14世紀初期)、同じくトリスタンとイゾルデ描いた、鏡を入れ容器14世紀中頃)などは、パリ世俗的な装飾品分類されている。 最後に中世末期15世紀)の彫刻として、近年ボワエルー城(セーヌ=マリティーム県, ノルマンディー地域圏)の『受胎告知』(15世紀後半)所蔵した。 ノートルダム大聖堂の『アダム像』(13世紀中頃) サント・シャペルの『聖ヨハネ』(1243-1248年頃) サント・シャペルの『悲しげ使徒』(1243-1248年頃) ポワシー・サン=ルイ修道院ラッパ大部分破壊)を吹く天使像 (13世紀末) プラート大聖堂トスカーナ)の聖ヨハネ像 (1220-1230年頃) プラート大聖堂トスカーナ)の聖母像 (1220-1230年頃) キリスト生涯描いたサン=シュルピスドゥタルヌのトリプティカ(三連祭壇画)(13世紀末) 宮廷風恋愛場面描いた『愛の城の襲撃』(14世紀初期) 神殿奉献群像 (ブルゴーニュ, 14世紀末)

※この「13~15世紀の彫刻」の解説は、「国立中世美術館」の解説の一部です。
「13~15世紀の彫刻」を含む「国立中世美術館」の記事については、「国立中世美術館」の概要を参照ください。

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