1000年前の人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:41 UTC 版)
月ノ輪以外は月香の地球衝突に巻き込まれて一旦死亡し、直後に再構築されて復活した。その副作用により不老となったが、不死ではなく病なども治っていない。 閻禍(えんか) 月香とSYGNUSSの1000年前の「家族」の1人。鬼の仮面を着けた青年。職業は大日本帝国軍の内部監査官。戦闘能力は高く、監査官になる前は兵士としていくつも武功をあげ「死神」の異名で呼ばれるようになったが、本人はその呼び名をひどく嫌っている。大日本帝国にいたころは世の中金がすべてだと思っていたが、泪雨夜や朝夜とすごすうちに「家族」というものを大切に思うようになる。しかし、後にその「家族」を裏切ることになり、泪雨夜はそのことで恨みを抱き、優歌を使って怨念を晴らそうとしたこともある。バルトロと同一人物である。 泪雨夜(るうや) 月香とSYGNUSSの1000年前の「家族」の1人。朝夜の妹。黒髪に褐色の肌、尖った耳、瞳と同じ色の真っ赤な刺青がある。いつもむっつりで、落ち着いた性格。閻禍とはしょっちゅう喧嘩をしていた。「人間」を恨んでいる。朝夜と自分以外は全て敵だと思っていて、最初は「家族」を作ることに反抗的だった。現代において「家族を憎むもの」を自称し、乱崎家にトラブルを起こす。口癖は「ええ」。胸が小さいらしい。母親から受け継いだ不治の病を抱えていて、その病が元で死んだ。その生命は月香が保存している。 朝夜(あさや) 月香とSYGNUSSの1000年前の「家族」の1人。泪雨夜の姉。刺青が青であること以外は泪雨夜とそっくりな外見をしている。泪雨夜のことを大切に思っている。村での巫女としての教育により、月香 (WARAVE) を神だと思っている。そのため、泪雨夜よりも信仰心が篤い。泪雨夜とは正反対でよく笑う性格。故郷では男嫌いで有名だったらしい。閻禍と結婚していて、女の子供も1人いた。 不解宮(わからずのみや) 大日本帝国第一皇女。戦争を止める方法を探して身分を隠し一兵士として最前線にいた。帝国に帰還後は皇帝になるがクーデターによって失脚し、その後は不解宮財閥を世界経済を牛耳るまでに育て上げ、その力で世界平和を成し遂げようとした。髪は猫っ毛で鼻にそばかすが浮いた平凡な容姿の小柄な少女。長い間人前には全く姿を見せていなかった。まじめで清廉な人物だがその考え方は理想主義的な面もある。 赤髭(あかひげ) 1000年前に閻禍や不解宮が所属していた部隊の隊長。赤髭はあだ名で本名は不明。肥満体でドジョウのような赤い髭を生やした中年男。自分の欲望に忠実で、武器の横流しなどで私腹を肥やしていた。後の「紅茶」である。 月ノ輪(つきノわ) 泪雨夜が『楽園』で出会った動物の子供。泪雨夜は猫だと思っていたが実際はライオン。月香に再構築された両親が『楽園』で出会い生まれた。帝架の祖先。
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