サーベイランス【surveillance】
サーベイランス
サーベイランス
【概要】 平たく言えば動向調査のこと。エイズのサーベイランスは厚生労働省の中に動向委員会をもうけ、8週間に1回HIV感染者、エイズ発病者の動向を集計し分析して発表しており、日本のHIV/AIDSの動向把握に中心的役割を果たしている。 解析の元になるのは、感染症予防法に基づく医師からの届出票である。この届け出はすべてのHIV感染症とエイズについて、診断後1週間以内に届け出ることが義務づけらたものである。項目には性別、診断時年令、日本人か否か、HIV感染か発病か、感染地は国内か外国か、推定感染経路などとなっていて、氏名、生年月日、住所、国籍などの個人情報は届けられない。感染から発病あるいは死亡などの「転症」は報告が義務づけられていない。このため、「帰国」「転居」「死亡」がわからないので、エイズ発病後の生存期間や、「現時点で何人いるか」という情報は得られない。 なお、エイズ動向委員会の開催はこれまで2か月間隔でしたが、 新委員会では、3か月間隔になる見込みです。
《参照》 疫学

サーベイランス
サーベイランス surveillance
サーベイランス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/27 18:11 UTC 版)
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サーベイランス(surveillance)とは調査監視のこと。一般に経済や感染症の動向を調査する場合に使用される。[1]
経済におけるサーベイランス
国家の経済活動や経済政策が適切に行われているか、第三者となる国際機関が監視することである。調査監視は国際通貨基金(IMF)や先進7ヶ国財務相会議が行う。
感染症におけるサーベイランス
国や自治体などにおける疾病の発生状況を正確かつ継続的に調査、把握しその情報を基に疾病の予防と管理をはかる一連のシステムを示す。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によって「疾病の発生状況やその推移などを継続的に監視することにより、疾病対策の企画、実施、評価に必要なデータを系統的に収集、分析、解釈し、その結果を迅速に、かつ定期的に還元するものであり、疾病の予防と管理を目的として用いられるもの」、国際獣疫事務局によって「疾病対策を講じるために、ある集団において疾病の摘発を目的として継続的に行われる調査」と定義されている。検疫用語として監視と訳されてきた。
参考文献
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- 高島郁夫、熊谷進編 『獣医公衆衛生学第3版』 文永堂出版 2004年 ISBN 4830031980
関連項目
- ^ The Age of Surveillance: The Aims and Methods of Americas Political Intelligence System by Frank J. Donner (1980) ISBN 9780394402987
サーベイランスと同じ種類の言葉
見張りに関連する言葉 | サーベイランス 候 窺見(うかみ) 間諜 |
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