ようこそ
ようこそ
出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 08:10 UTC 版)
副詞
ようこそ
- 話し手・書き手が有り難く感じているさま。
- 「何を怒りましょう。ようこそはっきりおっしゃってくださるわね。あれはわたしもあとでほんとうにすまなかったと思いましたのよ。(...)」(有島武郎『或る女』)〔1919年〕[1]
- アア、有難う。ようこそ御承諾下さいました。では、私のそのもう一つの罪状を、これから御話することにします。(江戸川乱歩『双生児』)〔1924年〕[2]
- 三十五、六の武士が、旗二郎を相手に話している。「ようこそお助けくださいました。千万お礼を申します。(...)」(国枝史郎『怪しの館』)〔1927年〕[3]
- 「ようこそおいで下さいました。ただいま湯カゲンを見ましょう」「これは御隠居、いたみ入りますな」(坂口安吾『屋根裏の犯人』)〔1953年〕[4]
- 私が自然に草木が好きなために、私はどれ程利益を享けているか知れません。私は生来ようこそ草木が好きであってくれたとどんなに喜んでいるか分りません。(牧野富太郎『牧野富太郎自叙伝』)〔1956年〕[5]
用法
類義語
- よくぞ
感動詞
ようこそ
- 相手の訪問に歓迎の気持ちを示す言葉。
- これは瀬川さま、ようこそと玄關に高き婢女が聲を、耳とく聞きて、膝にねふれる小猫をおろし、(...)(樋口一葉『花ごもり』)〔1894年〕[6]
- 数夫は折りふし、孜々として机の上に拡げた学位論文にペンを走らせていたが、課長の姿を認めると、ペンを留めて元気よく声をかけたのだった。「やあ、ようこそ、大江山さん」(海野十三『キド効果』)〔1933年〕[7]
- まさか悪意を持って、はるばるこんな田舎まで訪ねて来てくれる人もあるまい。私は知遇に報いなければならぬ。あがりたまえ、ようこそ、と言う。(太宰治『困惑の弁』)〔1940年〕[8]
- そのとき二階から大柄な二十四五の女がいそいで降りて来た。そして、「ようこそ、どうぞ」と玄関に膝をついた。(宮本百合子『二つの庭』)〔1947年〕[9]
翻訳
- 英語: welcome
「ようこそ」の例文・使い方・用例・文例
- あばら屋へようこそ
- ようこそお帰り
- 日本へようこそ
- 私のブログへようこそ!
- 現実へようこそ。
- ようこそお待ちしてました。
- ようこそ日本にいらっしゃいました。
- 今日はお忙しい中、ようこそいらっしゃいました。
- 今日はお忙しい中、皆さまはようこそいらっしゃいました。
- 私の豪邸にようこそ。
- 皆さん空港へようこそいらしゃいました。
- ようこそお待ちしていました。
- ようこそ日本にいらっしゃいました
- ようこそお越し下さいました、お待ち申し上げておりました。
- ようこそお出でくださいました。
- 日本へようこそ。
- 私たちの家へようこそ。
- ようこそ機械へ。
- ようこそパーティーにお越しくださいました。
- みなさま。ようこそご搭乗下さいました。
品詞の分類
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