メゴチとは? わかりやすく解説

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め‐ごち【雌×鯒/女×鯒】

読み方:めごち

コチ科海水魚沿岸海底にすみ、全長20センチ体色褐色で、不明瞭な暗色横帯がある。本州中部以南分布練り製品原料

ネズッポ科のヌメリゴチ・ネズミゴチなどの俗称てんぷら材料。《 夏》


雌鯒

読み方:メゴチ(megochi)

コチ科海魚練り製品原料


メゴチ

学名Suggrundus meerdervoortii 英名:Big-eyed flat-head
地方名: 
脊椎動物門硬骨魚綱カサゴ目コチ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
メゴチの産卵期4〜6月である。エビ類や小型魚類エサとしていて水深100mほどの砂泥底に生息している。日本各地でメゴチと呼ばれる何種類かあり、関東地方ではネズッポネズミゴチトビヌメリなどを、兵庫和歌山広島県などではイネゴチをメゴチと呼んでいる。

分布:南日本台湾 大きさ:21cm
漁法:底引き網 食べ方:惣菜物、練り製品

女鯒

読み方:メゴチ(megochi)

コチ科海水魚

学名 Suggrundus meerdervorti


眼鯒

読み方:メゴチ(megochi)

コチ科海水魚

学名 Suggrundus meerdervorti


メゴチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/18 10:02 UTC 版)

メゴチ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
亜綱 : 新鰭亜綱 Neopterygii
上目 : 棘鰭上目 Acanthopterygii
: カサゴ目 Scorpaeniformes
亜目 : コチ亜目 Platycephaloidei
: コチ科 Platycephalidae
: メゴチ属 Suggrundus
: メゴチ S. meerdervoortii
学名
Suggrundus meerdervoortii
(Bleeker, 1860)

メゴチ Suggrundus meerdervoortii(女鯒)は、カサゴ目コチ科に属する魚類。広義のコチの一種で、日本を含む東アジアの温帯・亜熱帯の沿岸域に分布する。食用に漁獲もされている。

ただし、釣り人の間ではスズキ目ネズッポ科ネズミゴチなどを「メゴチ」と呼ぶので注意を要する。

特徴

全長は最大25cmほどで、マゴチよりもずっと小型である。雄性先熟の性転換を行うため、大型個体は全てメスとなる。

体は上から押しつぶされたように平たく、頭部は骨板に覆われ、先端に大きな口が上向きに開く。体表はザラザラしたがある。体色は腹側が白色、背中側が褐色で、背中側には不定形の小さない斑点が散在する。マゴチ、イネゴチ、ワニゴチなど多くの類似種がいるが、第一背びれの後半部が黒いこと、瞳孔にかかる虹彩の上の皮膜が丸っこいW字型であること、目の下から鰓蓋に伸びる隆起線上に4本以上の棘があることなどで区別できる。

なお、ネズミゴチなどのネズッポ科魚類は体表が粘液に覆われること、口は下向きで小さいこと、頭部の骨板がないこと、鰓蓋に太い棘があることなどが特徴で、同じ「メゴチ」という呼称でも似て非なるものである。

日本では東京湾新潟県以南、日本以外では東シナ海黄海台湾に分布する。

海岸の浅い所から水深100mくらいまでの大陸棚まで、沿岸域の砂泥底に生息する。食性は肉食性で甲殻類多毛類、小魚などを大きな口で捕食する。産卵期はで、浮性卵を産卵する。

底引き網などで漁獲される。釣り師には砂浜のシロギス投げ釣りの外道としておなじみの魚であるが、身は淡白でキスに劣らぬ美味であり唐揚げ煮付けなどにする。一般に高級魚としては扱われないが、伝統的な江戸前天ぷら種として東京では珍重される。また、魚肉練り製品の材料にも用いられる。エラに大きな棘があり、素手でつかむと刺される危険があるため釣具店では専用の「メゴチはさみ」という道具が販売されている。

ヒラメマゴチの餌として用いられることもある[1]

別名

天ぷら

シャレゴチ(大分県)、スゴチ(広島県)、ガッチョ(大阪府泉州地区)など

参考文献

  1. ^ ヒラメやマゴチの餌となる主な9つのベイトフィッシュ”. 釣りの教科書. 2024年12月18日閲覧。 “ここではヒラメやマゴチが主に餌としている主なベイトフィッシュを紹介していく。その時捕食しているベイトを知ることでマッチザベイトを間違えなく行っていくことができる。 (中略) メゴチもベイトフィッシュ一種。メゴチは泥底を好むため流れ込みや河口付近のサーフにいることが多い。また、カタクチイワシなどのベイトフィッシュと違い遊泳力が低いためヒラメはもちろん、同じコチ類のマゴチにも捕食されることが多い。”



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