SBカプマックス【SBカプマックス】(野菜)
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登録番号 | 第12286号 |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | カプシカム シネンゼ | |
登録品種の名称及びその読み | SBカプマックス よみ:SBカプマックス |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | エスビー食品株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区日本橋兜町18番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 金子良次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有のコロンビア共和国にて採集した系統どうしを交配して育成したもので、成熟果は赤色の長くさび形で、辛みが強いCapsicum sinense種である。草丈はかなり高、分枝開張度はやや立、分枝性は中、第1分枝の節位はかなり高、角度はやや狭、節間長はかなり長、枝の強度は強、腋芽の発生は弱である。葉色は緑、葉の大きさは小、葉柄の長さはかなり短である。花色は緑、濃淡は淡、未熟果の色は淡緑、成熟果の色は赤、果の着生は節成り、着果の向きは下向き、果形は長くさび形、果肉の厚さはかなり薄、果の長さは長、太さはやや細、果頂部の形は尖、果面の皺は多、心室数は一般に3、果のアントシアニン及び光沢は少、果面の条溝の深さはかなり浅、果柄の強さは中、へた離れは易、果皮の硬さは軟、辛みの程度はかなり強、着果数は中である。「ハバネロ」と比較して、果形が長くさび形であること、辛みの程度が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に出願者の温室(東京都練馬区)において、出願者所有のコロンビア共和国にて採集した系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「SBサンマックス」であった。 |
SBカプマックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 21:01 UTC 版)
SBカプマックス | |
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属 | トウガラシ属 Capsicum |
種 | カプシクム・キネンセ C. chinense |
品種 | SBカプマックス |
開発 | SB食品 |
辛さ | ![]() |
スコヴィル値 | 656,000 SHU |
SBカプマックス(エスビーカプマックス)は、トウガラシ属の植物・野菜で、カプシクム・キネンセ (Capsicum chinense) の一品種である。1989年に金子良次によって開発された品種で、2004年11月8日にはエスビー食品から農林水産省に20年の有効期限で品種登録されている。登録品種第12,286号。
成熟した果実は赤く、長い楔形をしている。
特徴
辛味が非常に強く、トウガラシの辛さを量る単位のスコヴィル値は656,000程度で、キネンセ種のハバネロの2~6倍、ハバネロから選抜改良されたレッドサビナ種のものと比べても最大で2倍近くの辛さを持つ。2006年12月には世界一辛いトウガラシとしてギネス・ワールド・レコーズに認定されたが、3ヶ月後の2007年2月にはSBカプマックスの2倍近いスコヴィル値を持つインド・バングラデシュ原産の「ブート・ジョロキア」(キネンセ種)が認定され、その座は奪われている。
関連項目
外部リンク
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