鳥の人
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マヤンの神話にうたわれる「鳥の人(とりのひと)」の正体は、約50万年前、銀河に一大星間文明を築き上げた知的生命体プロトカルチャーが、太古の地球を訪れ人類の祖先に遺伝子操作を行ったあと、一種の監視装置として遺したものである。やがて人類が進化して宇宙へ進出する段階に達したとき、「争いのカドゥン」に取り憑かれ好戦的な種族となっていた場合は、災いの元として消去するよう仕掛けられていた。マヤン島に住む「風の導き手」と称される巫女の一族は、この発動を食い止める、あるいは発動させる鍵となる存在とされる。 「鳥の人」は胴体と首が切り離された状態で海底に眠っており、統合軍はASS-1から得たオーバーテクノロジーにより稼働させた時空変動レーダー「サイクロプス」によってこれを発見し、「AFOS(エイフォス)」というコードネームで呼称する。回収した胴体部分から流れ出る体液は地球人類の血液とほぼ同じ組成をもち、その血液型はマヤンの巫女と同じ「アルファ・ボンベイ」であることが解析される。 一方の首はマヤン島近海の底に沈んでおり、その存在を知るマオ・ノームはこれを「宝物」と呼んでいた。反統合同盟がこれを発見し回収するが、「風の導き手」の叫びに呼応して胴体と首が結合し、空中の元素を固定して巨大な翼のようなものを広げた姿へと変化する。声(中田譲治が担当)が頭部に取り込んだ「風の導き手」に、人類がいまだ争いを続けていることを確認すると、「滅びの歌」を歌い攻撃を始める。ASS-1の時空構造変換システムに酷似した器官をもち、重力制御やフォールド(時空転移)も可能で、その攻撃は瞬時に艦隊を壊滅させる威力をもつ。 統合軍のAFOS調査艦隊は、鳥の人が復活して制御不能となった場合、これを完全に破壊せよとの密命により、「オペレーション・イコノクラスム」と呼ばれる作戦を始動することになっており、最終手段として、威力調整型の反応弾頭が使用される。 『マクロスF』においては、その容姿はプロトカルチャーが神格化していた生命体、バジュラを模したものとされる。通常の艦には使用されない高純度のフォールド鉱石を搭載したシステムであり、のちにプロトカルチャー研究者となったマオはフォールド鉱石を通じてサラの歌声を感知し、「鳥の人」の情報を追って惑星ガリア4に到着したとされている。
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鳥の人
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「マクロスシリーズの用語一覧」の記事における「鳥の人」の解説
マヤン島の神話で人類の創造主と伝えられる存在。その正体はプロトカルチャーが遺した人類の監視・殲滅装置。地球統合軍におけるコードネームは「AFOS(エイフォス)」。
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