鳥の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 00:29 UTC 版)
カワラバトは食料さえ豊富なら、年5・6回の繁殖が可能で、また大きな群れを作ることでも知られる。そのため、ハトの密集地では、糞害がしばしば問題となっている。糞害などの対処策として、ハトそのものの生息数の減少、特にエサやりが禁止される事例がある。例えば、広島平和記念公園では、1994年(平成6年)より鳩エサの販売中止とエサやりの自粛を呼びかけ、環境省によると、その結果、ハトの生息数を五分の一に減少することに成功した。また近年[いつ?]、ムクドリが何千何万羽単位で大通りの街路樹をねぐらにすることによる糞害も深刻である。例えば、JR新松戸駅周辺のけやき通りではムクドリの糞害が深刻で、初夏から晩秋にかけてのムクドリのシーズンでは周辺の商店の客足が遠のくという。 公園の銅像も糞害に悩まされているものが多い中、ハトやカラスが全く寄り付かない銅像も存在することに気が付いた廣瀬幸雄はその銅像の化学成分を研究し、ヒ素の含有量が多いと鳥を忌避する効果があることを突き止めた。この研究業績に対してイグノーベル賞の2003年化学賞が授与された。 自動車の塗装面に付着した鳥の糞は、塗装表面を溶かし、光沢や色味が失われる原因となる。特に、塗膜が硬化し切っていない新車や、市中の板金塗装工場で施工されて間もない再塗装車などは、鳥の糞が付着したら速やかに除去することが望ましい。
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