魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE
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「魔導物語」の記事における「魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE」の解説
『魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE』(まどうものがたり エピソード ツー カーバンクル)は、1989年11月7日発売(12月10日発行)のMSX2版『ディスクステーション SPECIALクリスマス号 (#SP5)』に収録されたゲーム。ゲーム中のタイトル画面の表記は単に『魔導物語』のみであり、通称『MSX-DS魔導』、または単に『DS魔導』と呼ばれる。後の『魔導物語1-2-3』の「エピソード2」の原型となる作品である。本作ではまだオートマッピング機能は搭載されていない。 企画・ディレクターを務めた米光一成は『ゲームシナリオを書こう!』にて、マップやモンスターの数を競う広告に疑問を呈し、小さな世界を舞台としたRPGを作ろうと考えたことや、少女を主人公とすることなど複数の要因が合わさって同作の企画に至ったと述べている。ゲームのシステムやコンセプトが出来上がった後、物語のプロットがそれに沿う形で作られた。また、第一作目が『II』から始まるのは映画『スター・ウォーズ・シリーズ』のパロディである。 ストーリー 魔導師を目指す16歳の女の子は、古代魔導スクールへの旅に出てから3日後、不審な魔導師に捕まってしまう。女の子は見張りの魔物を色気で騙して脱出を試みる。その途中で彼女は、鳥型の魔物商人ミイル・ホォルツオ・ベンジャミンと「ライラ遺跡に眠っている宝石カーバンクルを探してくれたら、ウラノス・スタッフという杖と交換する」という商談を結ぶ。無事に魔導師の手を逃れて脱出に成功した女の子は、ミイルに言われた通りライラの遺跡の地下迷宮へと向かう。 この作品のバックストーリーでは、作品の舞台は「混沌の神が支配している世界」とされているほか、主人公の女の子が目指す古代魔導スクールの入学試験は、乗り物などを使わず学校の申請室まで自分の魔導を使って行くことが条件とされている。この作品は2008年にWindows対応ソフト『魔導物語1-2-3 MSX2版 for Windows』にて『魔導物語1-2-3』と併せて「原作版」として限定復刻され、2015年には同様にWindows対応ソフト『魔導物語 きゅ〜きょく大全 1-2-3&A・R・S』にて『魔導物語1-2-3』『魔導物語A・R・S』と併せて同様に限定復刻された。これらの詳細は「コレクション作品」の節を参照。
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