魔導物語 道草異聞
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『魔導物語 道草異聞』(まどうものがたり みちくさいぶん)は、1994年7月15日発売(8月15日発行)のBOOKタイプ『ディスクステーション Vol.3』に収録される形で発表された、PC-9801用のゲームソフト。ゲームシステムなどは『A・R・S』のものを流用している。なお、『Vol.3』に収録されたものにはサンプリングドライバに一部不具合があり、グラフィックの乱れやフリーズが起こる現象が確認されているため、正常にプレイするためには1994年10月7日発売(11月15日発行)『Vol.4』付属の「バグの館(修正パッチ)」によるバグフィックスが必要。 ストーリー 今日は天気も良くてとっても気持ちいい。こんな日は……ダンジョン探索に絶好の日である。そういった訳で、アルルとカーバンクルはダンジョンへと入っていった。 『ぷよぷよ』の前日談の話であり、なぜぷよが4つくっつくと消滅するのか語られる。これ以前の『魔導物語』『ぷよぷよ』シリーズにはゲーム内でこの説明が一切なく、一部機種の『ぷよぷよ』の取扱説明書などに書かれたプロローグで「時の女神」と「禁呪オワニモ」について触れられるのみであった。本作はその設定を元にゲーム化した形となり、エンディングで語られる内容も『ぷよぷよ』の説明書のプロローグと概ね一致している。 このように、『魔導物語』シリーズと『ぷよぷよ』のストーリーをつなぐというコンセプトの作品だが、両者をつなぐとしては若干矛盾点もあるシナリオである。『真・魔導物語』設定では『ぷよぷよ』時代のアルルの物語と位置づけられているが、正式な設定ではない。 2016年5月20日にはWindows用ソフト『魔導物語 きゅ〜きょく大全 通 -MD&DS-』の収録ソフトのひとつとして、メガドライブ版『魔導物語I』等とともに限定復刻された。こちらも発売当初は原作の初期版と同様の不具合があり、後にアップデータが配信された。詳細は「コレクション作品」の節を参照。
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