静波高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 05:22 UTC 版)
静岡県にある高校。静岡5強の一角とされ前回のインターハイ予選では唯一、葵学園から1セットを奪う。 海野有気 本作の主人公。1年生。ポジションはウイングスパイカー。身長180センチメートル。真木のいた吉崎中学の隣の”池中”出身で中学時代から真木に憧れていた。静波高校バレーボール部入部後も真木の真似ばかりして周囲には「小真木」と馬鹿にされていたが、実際は怪物真木の動きを完璧なまでにコピーする優れた洞察力と運動神経の持ち主。 浜松国際高校のセッターにはブロックの弱さを見抜かれるが、それ以外のプレイはそつなくこなす。守備ではブラジル人留学生選手のスパイクを初見でレシーブしたり、攻撃においてもコースの打ち分けやブロックアウトを狙ったスパイク、相手の反応にあわせて即座にスパイクの種類をかえるなど器用。その他に相手のトス回しを予測するインテリジェンスも持ち合わせており、セッター未経験ながらもとっさに精度の高いトスをあげたこともある。小林からは「バレーボールを知っている」「底が知れない」、藤井からは「(センスを)持っている」と評される。 真木英至 3年生でキャプテン。ポジションはウイングスパイカー。身長193センチメートル。“怪物”と評される全国でも屈指のアタッカーで、吉崎中学時代には全国ベスト4になっている。県内トップの葵学園にも誘われたが、「葵学園を倒して春高優勝する」ために小林、嶋、玉木などの現3年生メンバーとともに静波高校に入学する。1年生時からレギュラー入りしていたが、上級生と揉めることも多く、石で殴られた傷が額にある。 高さ・威力ともに桁外れのスパイク力が最大の特徴で、トスが多少乱れても構わず強打を打ち込む。ジャンプサーブも強力で過去にはインターハイ予選で10本連続サービスエースしたこともある。 守備でも有気の目線からスパイクコースを読んで完璧にレシーブし、崩れた体勢から正確な平行トスをこなすなど、全体に弱点がない。バレーボールに取り組む姿勢は真摯だが、それ以外では暴君と評されるほど粗暴が悪く、くじ引きで決まった春高の選手宣誓でも葵学園一強時代を「クソ退屈」と言い放ち、騒動を起こす。ベンチプレスでは120kgをそれほど苦労する様子もなく上げ、2.3kgの「富士山カツカレー」を15分48秒で完食した記録も持つ。 小林剛 3年生で副キャプテン。ポジションはセッター。身長179センチメートル。有気曰く、3年生の先輩の中で唯一ちょっとだけ優しい。 普段は冷静沈着だが、浜松国際高校のマルチネスが藤木東高校をバカにしたような態度をとった際は感情的になった。 玉木力 3年生。ポジションはウイングスパイカー。身長184センチメートル。力強いスパイクとブロックが持ち味だが、レシーブをやや苦手としている。有気にブロックの指南をする。実家は洋食屋「Grill Tama」。 藤井陽一 3年生。ポジションはウイングスパイカー。身長187センチメートル。左利き。インナーコースへのスパイクが得意。 梅野清彦 3年生。ポジションはミドルブロッカー。身長193センチメートル。チームで一番ブロックがうまい。 奥井真介 3年生。ポジションはミドルブロッカー。身長185センチメートル。重要な局面でも緊張しない。玉木曰く「体力がなさすぎる」らしく、試合中は常に「早く休みたい」と考えているらしい。 嶋祐輔 3年生。ポジションはリベロ。身長168センチメートル。玉木および葵学園エースの佐野とは同じ中学校出身。葵学園からの勧誘を断って静波に入学。玉木および他3年生と一緒に春高へ出場したい思いが強く、 玉木に対しては(玉木自身のレギュラーポジションを脅かす)有気にブロックを教えていることにいらだち、ブロックの指導をしないよう忠告する場面もあった。 中井純也 2年生。ポジションはウイングスパイカー。身長183センチメートル。2年生で唯一ちょっと試合に出ている。スパイクだけでは玉木以上とされる。 中野杏 バレーボール部副顧問の国語教師。27歳女性。身長170センチメートル。試合中にタイムアウトをとって真木に「今タイムアウトをとったら相手が調子にのるだろうが」と睨まれる。実家暮らし。
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