静おばあちゃんの秘密
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:37 UTC 版)
「静おばあちゃんにおまかせ」の記事における「静おばあちゃんの秘密」の解説
日本はリチウム、ゲルマニウムをはじめとしたレアメタルについての重大な話し合いを控え、南アメリカにある小国パラグニアの大統領であるオマール・ロドリゲスを国賓として招いていた。千代田区幸町にある「ホテルパラドール」は大統領が宿泊する17階だけではなく上下のフロアも全て貸切にし、警視庁警備部も完全な警備体制を整えていた。しかしそんな完全警護&密室状態の中、大統領はまんまと銃で殺害されてしまう。国家の危機に困り果てた釘宮警備部長は、解決のためには恥も外聞も捨てるとして再び葛城を通して円に協力を要請。いつものように現場の様子を円から伝え聞いた静は、真犯人の正体に気付く。一方、円は円で、葛城からやはり三枝は両親を轢き殺した犯人ではないと聞かされ考えた末、真犯人の正体に自分で気づく。 パラグニア大統領狙撃事件解決後、警察上層部にも実は事件を推理していたのは円ではなくその祖母であると伝えたところ、その功績を労いたいという釘宮警備部長の意向で葛城、釘宮、財部、そして津村は高遠寺家へと足を運ぶ。するとそこには三枝が先客としており、円は全員の前で両親の事故の全貌について話し出す。そこでは静の声も聞こえたが姿は見えず、不思議に思う葛城たちに、円はついに静の秘密を打ち明ける。 オマール・ロドリゲス パラグニアの大統領。部屋は1702号室。元々共和国だったパラグニアで5年前に軍事クーデターを起こし、当時の国王の末娘であるシュモールと結婚して自らを正当な王位継承者とし、臨時政府の大統領となった。国はそのまま民主主義に転換することもなく、独裁政権へと変貌。国内に現在まで完璧なまでの恐怖政治を敷いている。5つになる長男が1人いる。 シュモール・ロドリゲス 大統領夫人。部屋は1701号室。前国王の末娘であるため、生まれた時から特権階級の人間で、成人するまで一般市民と接点を持ったことがない。大統領以外の全ての人間は自分に傅く義務があると本気で思っており、傲慢さは並大抵のものではない。日本でもパラグニア南端のプーゲ島で獲れるオマール海老のリゾットが食べたいなどと突然無理難題を言い、ホテルの人間を困らせる。 ラウル・ジュリアーズ パラグニアの兵士。階級は大佐。大統領の護衛隊長。部屋は1703号室。日本への留学経験があり、流暢な日本語をしゃべる。 カミロ・グランチャコ パラグニアの兵士。階級は中佐。部屋は1706号室。 トゥリオ・ケンペス パラグニアの兵士。階級は少佐。部屋は1705号室。 マルコ・アルゲリッチ パラグニアの兵士。階級は少佐。部屋は1707号室。 桑島 直幸(くわしま なおゆき) 「ホテルパラドール」の客室係。スペイン語が堪能なため、大統領らが宿泊するスイート階の客室係に選ばれた。 新井 見枝香(あらい みえか) 「ホテルパラドール」のフロント係。シュモール夫人のわがままに辟易する。 藤堂 道隆(とうどう みちたか) 警視庁警備部警備課警護第三係所属の警察官。今回の大統領警備の最高責任者。 轡田(くつわだ) 丸の内署の刑事。スペイン語が話せるため、今回の事件で葛城とペアを組み、事情聴取で通訳を務める。
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