静おばあちゃんの醜聞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:37 UTC 版)
「静おばあちゃんにおまかせ」の記事における「静おばあちゃんの醜聞」の解説
墨田区押上の東武鉄道貨物駅跡地に建設中の新名所・東京スーパータワーの地上450メートル付近でタワークレーンの解体作業中、4号機のクレーンを操っていた作業員の須見田が突然呻き声をあげた後、運転席につっぷしたまま動かなくなってしまう。第4班監督の土岐が階上に行き確認したところ、須見田はすでに事切れてしまっており、脇腹に大型のカッターナイフが刺さっていた。状況から考えて、同じ階上で反対側にいたクレーン3号機の外国人作業員・パウロにしか犯行は不可能と考えられたが、パウロは全面否認。葛城は財部の命令を受け、事件を管轄している本所署に応援に行くことになる。しかしそこには、円の両親を轢き殺した犯人である三枝刑事がいた。財部の意向でまたしても円に協力を要請することになった葛城は現場に円を連れて行くが、懸念したとおり、三枝と鉢合わせしてしまう。しかしお互い顔を合わせても何もなく、名前を聞いてから三枝はそそくさと踵を返し、円は動揺をみせるも「あの事件の時とは印象が違う」と述べるなど、事件の当事者同士にしてはお互いの反応がおかしい。そこで葛城は、円の両親の事故の記録をデータベースで検索して見た時に感じた違和感は、事故車の自動車検査証に記載されているはずの使用者の住所氏名が抜けていたからだと気付く。そして、円の両親を轢いたのは別の人物なのではないかと考える。 須見田 蓮司(すみだ れんじ) クレーン免許を持っている技術指導員で、クレーン操作においては右に出る者がいない。パウロをはじめとする外国人作業員を侮蔑するため、仲は険悪。トラブルメーカー。酒乱気味で家でも妻に暴力をふるう人間として全く尊敬できない男。 パウロ・アンドラーテ ブラジル人作業員。デリック運転士免許を持っているが、日本語は片言でしか話せない。あまり温和な方ではなく、須見田とよくぶつかっていた。髪はこざっぱりと短く刈り上げている。 土岐 亮平(とき りょうへい) 須見田やパウロが所属する第4班の監督。 藤谷(ふじたに) 土岐の同僚。
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