青函連絡船摩周丸の概要とは? わかりやすく解説

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青函連絡船摩周丸(2代)の概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 07:33 UTC 版)

函館市青函連絡船記念館摩周丸」の記事における「青函連絡船摩周丸(2代)概要」の解説

津軽丸としての詳細津軽丸(2代)参照津軽丸型第5船で、外舷は下部がうす緑色(5G7/6)、上部乳白色(7.5Y9/0.5)という塗装色で建造されつつあったが、当時就航中であった第2船八甲田丸ならびに先行して建造中の第4船大雪丸(2代)同色で、就航中第3松前丸(2代)緑色(2.5G5.5/6)と象牙色(2.5Y9/2)とも似ており、竣工直前新幹線の色ということで、藍色(4.5PB2.5/7.8)とクリーム色(2.5Y9/4)に塗りなおして就航となった就航後外舷上部乳白色(7.5Y9/0.5)に戻され、さらにその後象牙色(2.5Y9/2)に変更されたりはしたが、新造時より煙突色は外舷下部同色で、終航まで大きな塗色変更はなかった。 第4船 大雪丸(2代)、第6船 羊蹄丸2代)同様、搭載主機械重量増加による機関部重量増加対応するため、溝形プレス施した薄鋼板“ハット・プレート”(コルゲートプレート)の使用範囲増やすなどして船体軽量化努めたが、唯一の外板への使用個所であった航海甲板甲板室外板への使用は、前後消音器室の側面に限るなど3隻中最も抑制的であった本船から、遊歩甲板後壁傾斜直立とし、その分航海甲板後方拡張できたため、航海甲板後端では、後部消音器室の後ろ側にも手摺設け旅客用歩行スペースとし、展望の便が図られた。 また、寝台車航送準備工事として、車両甲板前部機関室囲壁船尾側、船2・3番線間に短いプラットホームと、そこから船楼甲板2等出入口広間上る階段設置されたが、国鉄目論んだ旅客寝かせたままでの寝台車航送運輸省許可せず、結局寝台車航送実現しなかった。しかし、この階段使用することで、喫水線上約2m低く岸壁との間に容易にタラップ架けることのできる車両甲板中央部舷門からの旅客の乗下船が可能となり、専用岸壁以外での客扱いができたため、摩周丸(2代)羊蹄丸2代)・十和田丸(2代)の3隻は、青函航路外への周遊船や、鉄道不通時の代行旅客輸送船としても使用された。 積載車両横転を防ぐ甲種緊締具は、津軽丸(2代)就航時から、従来重さ20kgのハサミ式のターンバックル方式から13kgの両側フック式に軽量化されたが、さらなる軽量化目指した鎖のレバー・ブロック方式開発され車両渡船檜山丸(初代)での試験採用経て摩周丸以降の客載車両渡船車両渡船船首側25mで採用された。 なお、函館市青函連絡船記念館摩周丸前身は「函館シーポートプラザ」で、摩周丸はその一部という位置づけであった

※この「青函連絡船摩周丸(2代)の概要」の解説は、「函館市青函連絡船記念館摩周丸」の解説の一部です。
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