電子工学、計算機工学、情報技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 10:14 UTC 版)
「ハイブリッド」の記事における「電子工学、計算機工学、情報技術」の解説
ハイブリッドコンピュータ - アナログコンピュータのアナログ量のままでの処理できることや処理や計算速度の速さなどの利点と、デジタルコンピュータのデジタル量としての情報を一時的にも長期的にも記憶ができる、また大記憶容量にできる、複雑なプログラムで働かせることができるなどの利点を生かし、両者のこれら長所を利用する目的で、両者を接続または組み合わせ、1台のコンピューターとして働くもの。1970年代においては、まだ特定の利用分野でデジタル方式とアナログ方式の両方式が優劣を競い合い、それを組み合わせたハイブリッドコンピュータはハイブリッド計算機と呼ばれた。当時はコンピュータは計算機と呼ばれることが多かった時代。その後殆ど利用されず、デジタル方式にとって代わられた。 混成集積回路(ハイブリッドIC) - 電子部品の集積回路と抵抗器、コンデンサなどの個別部品(ディスクリート、discrete部品) を小型基板上に混載した集積回路をいう。ハイブリッドICや略してHICとも言われる(参照:集積回路#ハイブリッド集積回路)。 ハイブリッドHDD(ハードディスクドライブ) - フラッシュメモリをキャッシュメモリとして搭載したハードディスクドライブ。OSやアプリケーションソフトウェアの起動の高速化とHDDの消費電力の低減を実現する。Vista以降のバージョンのWindowsの「Windows ReadyDrive」等のソフトウェアによりサポートされる。 ハイブリッドディスク - Super Audio CDのプレイヤーと通常のCDプレイヤー両方の再生機で再生できるオーディオディスクのことをSACD/CDハイブリッド仕様あるいはハイブリッドディスクと呼ぶ。 ハイブリッドスリープ - パソコンでVista以降のバージョンのWindowsを搭載した場合の電源の切断モードの一つ。XP以前のバージョンのWindowsまで使われたスタンバイと休止状態(ハイバーネート、hibernate)を兼ねたもの。オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアの状態をスタンバイとしてメモリーに待避させ、また休止状態としてハードディスクドライブにも待避させる。次に電源を入れ、作業を再開するのは、メモリーから即座(2秒以内とされる)に対応する。停電やバッテリー切れの場合は、ハードディスクドライブから失われたメモリーの内容を補う書き込みをして再開する。コントロールパネルから「電源オプション」、「電源ボタンの動作の選択」、「電源ボタンを押したときの動作」を休止状態に指定しておき、画面のスタートボタンから「Windowsのシャットダウン」でスリープを選んで終えるとハイブリッドスリープとなる。 ハイブリッド法 - 計算物理学で、非常に大きな系で精度の高いシミュレーションをするための電子状態計算の手法をハイブリッド法と呼ぶ。分子動力学法や有限要素法などを効率的に組み合わせて行う。 ハイブリッド検索 - インフォシークなどが推進する複合型検索機能をハイブリッド検索と呼ぶ。インフォシークでは、検索結果のほかにニュースやマネー、求人などインフォシークが提供する関連情報が表示されるほか、辞書(英和、和英、国語)、天気、地図などの検索項目のアイコンがページ上部に表示される。
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