防衛省チャーター後の運用
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「はくおう」の記事における「防衛省チャーター後の運用」の解説
2012年12月に防衛省チャーターにより北朝鮮弾道弾発射に備えた部隊輸送のため石垣島へ運航。ただし当輸送では船名は旧名の「すずらん」であった。 2013年9月27日に在日米軍による東富士演習場での訓練に際し、沖縄県からアメリカ軍の装備品を積載し横浜港瑞穂埠頭に入港した。 2014年8月から9月にかけて、在日米軍海兵隊の矢臼別演習場への訓練移転のため、那覇港~根室港で1往復運航された。往路と復路の間に一旦相生に帰港している。 2014年11月25日に東京港において内閣府主催の「民間船舶を活用した医療機能の実証訓練」に参加した。 2015年9月に在日米軍による東富士演習場での訓練に際し、那覇港~横浜港で一往復運航された。往路と復路の間に一旦相生に帰港している。 2015年10月から11月にかけて、平成27年度北部方面隊協同転地演習のため、往路鹿児島港~奄美大島名瀬港~那覇港、復路那覇港~名瀬港~大分港~苫小牧港で運航された。往路と復路の間に一旦相生に帰港している。 2016年2月7日の北朝鮮によるミサイル発射実験の際に、はくおうを使用し石垣・宮古両島への増援部隊の輸送を予定していたが、船員組合の反対で中止となり定期船での輸送となった。2月10日に予定された復路輸送についても交渉が決裂し2月15日に新日本海フェリー側は運航を断念、他社定期船での輸送が行われた。 2016年4月20日、熊本地震の被災地支援のため陸上自衛隊員らを乗せて神戸港から八代港(熊本県八代市)に向け出港した。4月22日に八代港に到着し、支援車両や人員、物資を積み下ろした。 2016年4月23日から5月29日にかけて、熊本地震の被災地支援のため八代港(熊本県八代市)に停泊しホテルシップとして利用。1泊2日の宿泊と食事・入浴のサービスを無償で提供し、延べ約2600人が利用した。 2018年7月15日からは、平成30年7月豪雨の被災により、夏場に長期断水状態となった広島県三原市へ向かい、救援活動の一環として同市の尾道糸崎港糸崎港区に停泊し、船内での無償の入浴支援や第13音楽隊のミニコンサート等の支援活動を実施。その後8月3日から岡山県倉敷市の水島港8月14日まで、8月15日・16日は玉野市の宇野港でも運用された。 2018年9月13日から9月17日には北海道胆振東部地震の被災地支援のため北海道苫小牧市の苫小牧西港にて入浴支援などを行った。 2020年1月31日の新型コロナウイルス感染症の流行による災害派遣命令(自主派遣)では、中国からの帰国者の一時停留場所としての活用、同船舶を含めた宿泊施設等における停留者の生活支援等を実施することとなった。 2020年2月には横浜港に停泊し客船「ダイヤモンド・プリンセス」における新型コロナウイルス集団感染に対する活動拠点として使用、3階を隔離を必要としない生活支援要員等の区画、4・5階を隔離を必要とする医療・救護要員等の区画として使用。
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