門鉄デフの装備化
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「国鉄C57形蒸気機関車180号機」の記事における「門鉄デフの装備化」の解説
上述のとおり細かい形態の変化は見られたものの、現役時代末期と殆ど変わらない姿で走り続けてきた当機であったが、JR発足20周年を記念した「鉄道の日」イベントの一環として、2007年10月13日から28日の期間限定でデフレクター(除煙板)を通常型から門司鉄道管理局内で多く見られた「門鉄デフ」に交換して運転された。同じ3次形のC57 175が末期まで門鉄デフを装備して運用されており、同機と同じ形態のK7型デフレクターを新製・装備したため、当機の門鉄デフ装備の姿は、そのC57 175を彷彿させる姿となった。また、蒸気ドーム前方の大型手摺も門鉄デフ装備と合わせて九州用の小型手摺に交換されている。 その後も複数回に渡り門鉄デフの装着が行われている。変遷は以下のとおりである。 2008年(平成20年)4月5日 - 5月11日4月はヘッドマークの装着も行わないすっきりとしたスタイルで登場。 2008年11月2・3日 2008年11月8 - 30日「かもめ専用機」仕様へのイメージチェンジ。この仕様は、九州で活躍していたC57 11が「かもめ」牽引指定機として門鉄デフに波とカモメをあしらったデザインを用いていた事から、新潟支社が急遽企画している。これ以降、煙突に設置した二本の飾帯はそのまま装着を継続している。 2008年12月20日 - 2009年(平成21年)3月21日スノープラウ追加装備により、門鉄デフとの組み合わせは初めてとなる。 後述の「SL春さきどり号」においてもこのスタイルで登場した。 2009年10月10日 - 11月29日新潟DC開催に合わせての装備。 2011年(平成23年)9月17日 - 10月9日デフレクター変更による空気抵抗の変化に伴う空転多発防止のため、スノープラウをウェイト代わりとして同時装着。 2012年(平成24年)11月18日 - 2013年(平成25年)3月19日ただし、蒸気ドーム前方の大型手摺は交換されていない。 2013年3月の試運転時はスノープラウを取り外しており、上述の2009年以来のスタイルになった。 2013年(平成25年)11月2日 - 2014年(平成26年)9月28日11月は蒸気ドーム前方の手摺交換なし、12月のクリスマストレインからは小型手摺に変更しスノープラウを取り付け、2014年(平成26年)4月29日に取り外した後、同年度の定期運行全日程まで装着を継続した。 この時の装着期間は11か月間と過去最長記録となった。 2020年(令和2年)11月7日 - 12月6日スノープラウは常設対応となっており、形態上は2008年冬から2009年春までの姿に準じている。
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