門司発福知山行き昼行普通列車「824列車」とは? わかりやすく解説

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門司発福知山行き昼行普通列車「824列車」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:30 UTC 版)

山陰本線」の記事における「門司発福知山行き昼行普通列車「824列車」」の解説

かつて、山陰本線山陽本線門司駅 - 福知山駅間には日本一走行距離有する普通列車運行されていた。鉄道ファンはその列車番号で824列車呼んでいた。 そもそも昭和30年代まで、国鉄においては特急・急行列車本数少なかった半面で、長距離普通列車設定されていた。1956年11月ダイヤ改正当時では、東海道本線・山陽本線では東京駅 - 門司駅間運転の111112列車東海道本線区間夜行運転、運転区間営業キロは1102.8 km。「ムーンライトながら」の項目も参照)、日本海縦貫線では大阪駅 - 青森駅間には羽越本線夜行で走る511512列車北陸本線奥羽本線で2夜行になる513・514列車運転区間当時営業キロは1055.6 km)が存在するといった具合である。 しかし、1961年10月実施された「サンロクトオ」と呼ばれるダイヤ改正以降国鉄では普通列車乗客新設ないしは増発し特急・急行列車振り向けるため、これら長距離運転をする普通列車削減するようになっていった。そして、その普通列車削減流れ進んだ昭和50年代に、日本一運行距離を有する普通列車となったのが、この824列車である。 1972年昭和47年3月15日ダイヤ改正以前には全線直通する夜行列車826列車、829列車もあったが、夜行区間急行格上げ(「しまね」を経て夜行「さんべ」)されたり夜行区間昼行区間とが別列車分断夜行区間はのちの「山陰」)されて、この列車残ったこのため、本列車スジ自体山陰本線全通時にまでさかのぼる(戦時中分断)が、日本最長となったのは、それまで最長であった大阪新潟行き普通列車廃止され1972年10月ダイヤ改正 であった。 この列車門司駅を朝5時30分頃に発車し福知山駅にはその日が終わる頃に到着した途中駅特急・急行待避荷物輸送のための長時間停車をしていたこともあって、所要時間は約18時間半にもなり、表定速度は30km/hを若干上回る程度であったまた、客車オハ35系スハ43系61系など手動扉旧型のものが最後まで使用された。 その旧形客車旅愁運転区間相まって、「乗り鉄」とも通称された鉄道旅行派のファンなどから注目される存在となり、宮脇俊三種村直樹といった紀行作家による乗車記も書かれた。なお、上越新幹線開業に伴うダイヤ改正直前1982年10月における、国鉄長距離運行普通列車上位5位は以下のとおりである。 824列車門司駅 - 福知山駅間 595.1 km 831列車豊岡駅 - 門司駅間 535.2 km 726列車浜田駅 - 大阪駅間 500.8 km 530列車西鹿児島駅現在の鹿児島中央駅) - 門司港駅日豊本線経由)間 476.9 km 921・924列車はやたま」:亀山駅 - 天王寺駅紀勢本線経由)間運行 442.2 km しかし、客車老朽化進んだことと、合理化および動力近代化一環として客車列車気動車電車化した上で運行距離を短縮する施策取られるようになったことから、824列車1984年2月ダイヤ改正下関駅 - 出雲市駅運行の824列車と、出雲市駅 - 福知山駅運行の548列車系統分割された。その後、さらに列車の運行区間細分化され、2006年時点では824列車運行していた時間帯該当する列車存在しない区間もある。

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