逢坂興業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 07:12 UTC 版)
『5』に登場した組。蒼天堀の近郊に工場一体型の事務所を構えており、大阪芸能の社長の顔も持つ会長の勝矢に代わって若頭の金井が取り仕切っている。また、産廃処理(処理を施さない悪質なもの)などで莫大な利益を上げており、金銭面で近江連合を支えている。 勝矢 直樹(かつや なおき) 声 - 吹越満 七代目近江連合本家本部長兼直参逢坂興業会長で、「大阪芸能」の社長。45歳。背中の刺青は鶴。兄弟分の渡瀬からは「勝っちゃん」と呼ばれており、自身も渡瀬を「兄貴」と呼んでいる。また、事故で辞めざるを得なくなったものの、かつてはアクション俳優として活躍していたために相手に真意を悟らせない高い演技力を持っており、普段の冷静沈着な態度とは逆に真島の手紙を奪取し損ねたことのケジメとして金井の顔に「脅すんだったら一度でちゃんと決めてこいや」と言ってタバコの火を押し付けるなどの極道らしい一面も覗かせた。戦闘では膝蹴りや一回転ドロップキックなどの足技を中心とした多彩な攻撃を駆使し、アクション俳優時代からの衰えを感じさせない動きを見せる。真の黒幕に対抗するための演技として近江七代目の危篤による跡目争いに勝利するために失踪中の真島の首獲りを狙い、その居場所が記された真島から朴社長宛てに送られた手紙を回収せんと遥達を付け狙いながら各地で起こった東城会と近江連合の騒動の黒幕かの如く振る舞うが、同時に黒幕に遥が狙われるのを阻止した上で計画済みだったT-SETとの合同コンサートを行うために遥のコンサートを中止させるという行動も起こす。物語終盤では黒幕を引きずり出すために敢えて黒幕が狙う同士討ちの誘いに乗り、神室町ヒルズに桐生や冴島、渡瀬を呼び出し、最後まで残った人間が黒幕を倒して事件を収拾させることを三人に約束させて冴島と戦うも敗れる。その後、現れた黒幕の黒澤から渡瀬を庇い、撃たれて重傷を負うが、手術により一命を取り留める。大吾と共にミレニアムタワーの屋上へ駆け付ける。 金井 嘉門(かない かもん) 声 - 石川英郎 逢坂興業若頭だが、実は黒澤一派の一人である。強面かつ2m近い身長と屈強な体格の持ち主で、それに加えて秋山の足技を何度受けても立ち上がる程のタフさ(秋山曰く「化けもん」)も持ち合わせている。戦闘では貫手や手刀といった危険な攻撃を多用し、最終決戦ではドスも使用する。黒澤の命令で重要な鍵となる朴の手紙を付け狙うが、同時に表向きとして近江七代目の危篤による跡目争いにおいて自身の親を八代目にするために手紙を狙うという行動も行う。その後は手紙を持って新大阪駅に単身出向いた遥を追い詰めるが、それに勘付いた秋山により阻止された上に、手紙も奪えなかった挙句、勝手な行動を取ったケジメとして勝矢によって顔にタバコの火を押し付けられる。その後、黒澤を一時追い詰めた大吾を銃撃し、後に神室町に部下を引き連れて再び秋山を襲撃するも完膚なきまでに叩きのめされ、更には駆けつけた渡瀬達を見て全国の極道組織を敵に回したことを知り、遂に降参した。
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