近代化と更新工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 02:23 UTC 版)
「ニューヨーク市地下鉄L系統」の記事における「近代化と更新工事」の解説
詳細は「:en:14th Street Tunnel shutdown」を参照 乗客数 L系統の年間乗客数:1994 . . . 16,968,025 1996 . . . 18,107,243 1998 . . . 21,196,693 2000 . . . 26,155,806 2005 . . . 30,452,319 運行間隔: 朝晩ラッシュ時: 4分間隔 日中: 6~8分間隔 深夜: 20分間隔 2005年時点で混雑度の高い上位5駅: 1番街駅, マンハッタン ベッドフォード・アベニュー駅, ブルックリン区ウィリアムズバーグ カナーシー-ロッカウェイ・パークウェイ駅, ブルックリン区カナーシー ディカルブ・アベニュー駅, ブルックリン区ブッシュウィック グラハム・アベニュー駅, ブルックリン区ウィリアムズバーグ 2014年乗客数増加率上位の駅: ブッシュウィック・アベニュー-アバディーン・ストリート駅, ブルックリン区ブッシュウィック ウィルソン・アベニュー駅, ブルックリン区ブッシュウィック ジェファーソン・ストリート駅, ブルックリン区ブッシュウィック L系統の乗客数は2000年から劇的に増加しているが、これは沿線のうち多数の近隣地域がジェントリフィケーションを経験したことによる。2002年、メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ(MTA)はL系統に4億4300万ドル分の地下鉄車両を導入したが、既に2006年には、増え続ける乗客数を捌くには不足する事態となっていた。MTAは川崎重工業製R143形212両で今後増加する乗客需要に対応するのに十分であると計画していた。しかし、予想以上に乗客数が増加していたため、新たにアルストム製R160A形68両にCBTC設備を搭載し、L系統の走行を可能とした。 BMTカナーシー線の線路は追加改造を受け、運転士のよる手動運転から、CBTCと呼ばれる列車を車上コンピューターにより制御するシステムへと更新された。この事業は2012年4月に完了した。追加改造中は旅客サービスの変更や駅施設閉鎖も行われ、ほぼ2年を要したが、結局このシステムは列車間隔を縮め、駅構内の発車標(次発列車までの残り時間を表示するもので、Countdown clockと呼ばれる)が列車発車までの残り時間を正確に表示できるようになったのみであった。カナーシー線では2005年6月よりワンマン運転(OPTOと呼ばれる)システムを導入していた。しかし、2005年7月のロンドン同時爆破事件後に増加した安全上の問題に関しての市民からの抗議や、アメリカ交通労働者組合(TWU)による激しいロビー運動、MTAが協定を破棄した件でのTWUとの仲裁協定などが重なり、MTAは9月までにワンマン運転を終了させることとなった。ただ、MTAのL系統における"Countdown clock"の導入成功はシステムで最初のものであった。 2019年4月27日、3番街駅~ベッドフォード・アベニュー駅間で深夜と週末に運行サービスの削減が開始された。2012年のハリケーン・サンディによってイースト川を潜るトンネルが被災しており、これを補修するためのものである。深夜・週末時間帯は3番街~ベッドフォード・アベニュー間で1本のトンネルを双方向に単線運用しており、もう1本のトンネルにて補修工事を行っている。この運用は2020年までの15~20ヶ月続く。当初計画ではベッドフォード・アベニュー駅以西のトンネルを2本同時に15ヶ月間閉鎖する予定であったが、2019年1月に現在の計画に改定された。
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