裕一の戦後の仕事仲間
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「エール (テレビドラマ)」の記事における「裕一の戦後の仕事仲間」の解説
池田二郎(いけだ じろう) 演 - 北村有起哉 劇作家・演出家。 戦後、『鐘の鳴る丘』『君の名は』『放浪記』など、ラジオドラマや映画、舞台で裕一とともに数多くのヒット作品を生み出す。 終戦直後に『鐘の鳴る丘』の制作を企画するがNHK職員の初田功から別のドラマで実績を積んでからと、遠回しに拒否される。別のドラマの制作後に同じNHKの重森正と『鐘の鳴る丘』の企画をCIEの伺いを立てながらも通した。 『鐘の鳴る丘』の企画が動き出してすぐ、戦時中の罪悪感から曲が書けなくなっていた裕一に音楽担当を依頼し、粘り強く古山宅を訪ね自身の作詞した「とんがり帽子」を置いていった。 自分の人生を捨てて酒と博打に溺れている久志のことで悩んでいた裕一から頼まれ、久志に会って博打を持ちかけ、勝負に勝って久志にラーメンをおごらせる。その後、久志のために「夜更けの街」を作詞し、裕一に作曲を依頼した。 この一件がきっかけで智彦のラーメンの屋台の常連客になり、鉄男と一緒に食べるシーンも見られ、後に智彦が正式な店舗を構えてからも鉄男と一緒に食べているシーンがある。鉄男と同じく家族の愛情に恵まれない子供時代を送っていたらしく、鉄男とは何かと話が合う模様。その鉄男が、自分とは縁のない「家族の絆」をテーマにした映画の主題歌の作詞を依頼されて悩んだ時には、持っている想像力を膨らませるように助言をした。 『鐘の鳴る丘』は大好評を得て長期間の放送となり、続けて『さくらんぼ大将』『君の名は』を手掛け、裕一も引き続き音楽を担当することになる。 『君の名は』は役者の入院などで、三家族の物語にする予定を男女のすれ違いの恋愛劇にせざるを得なかったが、後に社会現象化するほどの人気となる。番組終了と同時に舞台へとシフトし、東都映画にヘッドハンティングされた。そしてミュージカル『恋すれど恋すれど物語』の演出を手掛ける。 それらのラジオドラマから「イヨマンテの夜」「君の名は」の作詞を手掛け、裕一が作曲し、「イヨマンテの夜」は久志が歌唱を担当した。 それ以後も『放浪記』など数々の作品を書き、裕一に音楽担当を依頼した。しかし、『道頓堀』の原稿を書き上げた直後に突然倒れて急死した。 モデルは菊田一夫。 初田功(はつた いさお) 演 - 持田将史 NHK職員。 ラジオドラマのプロデューサー。池田二郎が『鐘の鳴る丘』を書きたいと言ってきたのを「別のドラマで実績を作りましょう」とかわす。その際に「NHKですよ。嘘はつきませんから。」と言い放った。後に『鐘の鳴る丘』が池田と部下の重森正が制作しヒットすると、自分が池田を見出したと嘯くなど、調子が良い一面もある。 『君の名は』終了後に重森にテレビドラマの制作を促した。 重森正(しげもり ただし) 演 - 板垣瑞生 NHK職員。 初田と池田の間で板挟みに遭いながらも、懸命に番組作りに携わる。 初田よりは池田に協力的。『鐘の鳴る丘』は初田抜きで企画し、『君の名は』も担当した。 『君の名は』終了後は気まずかった初田にテレビドラマの制作を促された。 春日部(かすがべ) 演 - 日村勇紀 NHKの音響担当。 「池田の仕事は嫌なんだよ」と言いながら『君の名は』の音響効果をこなした。
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