虹の街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 00:56 UTC 版)
ネオブラッドのルピ、人間の姿をした化獣である化物(けもの)、そしてそれらを産み出すマムが存在し、虹の街を守護している。化物はマムの呼びかけに応じて第2形態に覚醒し、ルピと融合して最終形態となる。化物には、知性を持つ化物と知性を持たない海蟻がいる。 ルピ マムによって産み出されたネオブラッドの少年。マムらと共に虹の街を守護している。巨鳥・クオを従えており、クオに乗って島を出た際にココと出会い友達になった。 侵入者に対しては容赦なく排除命令を下すが、普段は天真爛漫な性格であり、過度な攻撃は好んでいない。 パブロ、アイザック、オギーの最終形態と融合した際には巨大な空を飛ぶ獣となる。巨体に似合わず俊敏で、強大な破壊力を持った閃光を放つ。その戦闘力は作中でも最強クラスで、ローグすら圧倒した。 パブロ、アイザック、オギーと共にスイートマドンナによって外に世界に連れ出された。 最終決戦にてクオに導かれて再登場、再度パブロ、アイザック、オギーの最終形態と融合し、ココの攻撃を受けて傷ついたライツワイズに閃光を放ち、とどめを刺す役割を担った。決戦後はココの船に乗り、のちの海賊ツインソードの一員となった。 2度目の最終形態の際はマムが不在だったことから、同じくネオブラッドのローグやココ同様に、単独で最終形態に至ることができると思われる。 パブロ 化物。第1形態はフードをかぶった鼻の長いスキンヘッドの男。第2形態は四本足で昆虫のような顔と体幹を持つ獣で、デッドの剣をものともしない頑強さを見せたが、クラウドの化獣・ヴレイムの閃光を受け、右腕を失って敗走した。のちにマムによって右腕は再生した。 やや口が悪くひねくれた性格。仲間であるオギーがバーツに船に乗せて欲しいと頼んだ際には一瞬激昂したが、すぐに自分も連れて行って欲しいと頼むなど、彼同様に外の世界への憧れを持っている。当初ルピの陽気さには辟易しているような言動が見られたが、マムの死後、事実を隠してルピを気遣う一面も見せた。 アイザック 化物。知性を持つ3体のリーダー的存在。第1形態は褐色の肌に筋骨隆々の大男で、第2形態も同様に筋肉質な二足歩行の獣の姿。皮膚は剣を通さないほど固く、ハルクとの対決では終始優勢に立っていたが、ハルクの拳を防御せずに受け続けたことで身体の中が揺さぶられて平衡感覚が狂い敗走した(ピート曰く「船酔い」)。 自分たち化物を虹の街を守る生物兵器と考え、そのことに誇りを持っていたが、バーツたちと関わったことで心境に変化が生まれる。マムの死後、怒りにまかせて張本人のローグを殴り倒したが、その際のルピの制止に対して「殺したりはしない。俺たちは人間だ」と発言した。 最終決戦後は、パブロ、オギーと共に世界中に飛来した動力石の探索回収活動に参加した。また最終話では彼と思しき人物がピートの傍らに立っている。 ちなみに彼曰く、化物たち3人の寿命は20年程度らしい。 オギー 化物。第1形態は短髪で尖った耳の男。第2形態は翼竜のような姿で、パブロ、アイザック同様に剣は通用しない。 外の世界に憧れを抱いており、バーツと対決したときに彼の言葉を聞いてその想いをいっそう強め、生物兵器である自分と人間への憧れに葛藤するようになる。クラウドにバケモノ扱いされたときには憤慨し、ついにはバーツに島から出してほしいと頼んだ。 海蟻(ミギ) 虹の街を守護する生物兵器群。化物。第1形態は感情の無い人間の姿で、第2形態は人間にタコが合わさったような形をしていて、マムより量産される。 個々の意志はなく、また非常に短命で、次から次へと限りなく生み出されている。敵に襲い掛かる時は、単体もしくは巨大な蛇のような群体を形成する。 マム 虹の街の守護者。巨大な女王蟻のような形をしている。その胎内から化者と多数の海蟻を生み出し、必要に応じて化者を第2形態へと覚醒させる。生物を治癒させる能力も持ち、負傷したレイラを治療したり、パブロの失った右腕を再生させた。『虹』を解放する鍵をグラフに奪われて逆上するローグに閃光で殺害された。
※この「虹の街」の解説は、「フルアヘッド!ココ」の解説の一部です。
「虹の街」を含む「フルアヘッド!ココ」の記事については、「フルアヘッド!ココ」の概要を参照ください。
- 虹の街のページへのリンク