航空機の修理・整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 06:15 UTC 版)
厚木基地に隣接した整備工場を保有し、1990年1月に航空機修理1万機を達成している。1990年1月時点でアメリカ海軍が50機種8407機、防衛庁、海上保安庁、民間航空機の合計27機種1593機を修理した。 アメリカ海軍・アメリカ海兵隊の航空機は主に横須賀を母港とする航空母艦に登載される艦載機の整備をしている。この他、1950年代は立川基地においてアメリカ空軍機の整備も行っていた。マーチン P-5 マーリン ノースアメリカン FJ-2 フューリー 1955年から修理を実施。 ノースアメリカン F-86F セイバー 1956年から1959年にかけて修理を実施。 ダグラス AD-6 スカイレイダー 1960年から1969年にかけて138機の修理を実施。 ボーイング CH-46 シーナイト 1967年以来現在まで、海軍機、海兵隊機500機以上の修理を実施。 ロッキード C-121 コンステレーション 米海軍の早期警戒機、偵察機型を整備。 ロッキード P-3C オライオン 1967年から海軍機の修理を実施。 ノースロップ・グラマン E-2C ホークアイ 1968年から修理を実施。 LTV F-8 クルセダー 1974年までに約1,300機の修理を実施。 グラマン A-6 ボーイング F/A-18 ホーネット 1987年より整備作業を実施。 ロッキード S-3 ヴァイキング 1997年から整備作業を実施。 航空自衛隊機ノースロップ・グラマン E-2C ホークアイ 日本航空機製造YS-11 エンジンをRRダート10からGE T-64-IHIに換装を実施しYS-11EAに改造。 海上自衛隊機ノースアメリカン SNJ テキサン 1958年から1959年にかけて米軍から貸与された22機の改修工事。 グラマン TBF アベンジャー 1954年に発足した海上自衛隊に米軍から貸与された20機の改修工事。 川崎 P-2J 1990年まで定期修理を実施。 YS-11M/A TA 定期・改修整備 川崎 P-3C 1988年から海上自衛隊機の定期修理を実施。 陸上自衛隊機ヒューズ TH-55J 1948年から1994年にかけて161機の修理を実施。 技術研究本部サーブ 91 サフィール(改造しX1G1の形式名) 1954年から57年にかけて改造・実験を実施。 海上保安庁ファルコン900 定期・改修整備 サーブ 340 1997年に導入された捜索救難機の定期・改修整備 YS-11A 定期・改修整備 ガルフストリームⅤ 定期・改修整備 Q300 (DHC-8-Q300) 定期・改修整備 民間機ダグラス DC-8 1974年に日本航空が運用した機体の改修作業を実施。 セスナ サイテーションシリーズ アグスタ A109 1983年5月25日には、厚木で整備中の早期警戒機E-2Bが爆発炎上、作業員4人が死亡する事故を起こしたことがある。
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