総合格闘家に転身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 17:03 UTC 版)
2020年9月の本人インタビューによると、もともとチャンスがあれば総合格闘技をしたいと思っていたという。相撲からの転向を考えたのは1度目の暴行事件のときで、当時交際中の女性(2019年11月に結婚)に相談したが反対を受けた。しかし、2度目の暴行事件での引退後に「格闘技をやりたい?」と妻が聞いてくれたという。「相撲界でやりきれなかったエネルギー、気持ち、それを格闘技の世界で出せていけたら」との思いが芽生え、2019年12月から4か月で50kgの減量をした。今までの力士出身の格闘家と同じく見られたくない、半端な気持ちで挑んでいるのでは無いことを理解して欲しい一心であったという。 KONISHIKIに相談をして、ハワイの高校の後輩にあたる元格闘家のエンセン井上を紹介され、内弟子として住み込み練習に打ち込んだ。 2020年7月7日に共同通信の電話取材に応じ、格闘家転向を表明。同年9月13日に記者会見を行い、同月27日に行われる「RIZIN.24」にスダリオ剛のリングネームで参戦し、プロレスラーのディラン・ジェイムスと対戦することが発表された。同年9月27日、総合格闘技デビュー戦となったRIZIN.24でディラン・ジェイムスと対戦し、1R終了時TKO(ドクターストップ)勝利を収めた。 同年12月31日、RIZIN.26でミノワマンと対戦し、1R3分19秒にTKO(レフリーストップ)勝利を収めた。 2021年3月21日、RIZIN.27で宮本和志と対戦し、1R8秒にスタンドパンチによるKO勝利を収めた。しかし、ゴング後もレフェリーの制止を振り切り失神した宮本にパウンドを続けたため、試合直後にエンセン井上や宮本のセコンドを交えた乱闘となった。乱闘による混乱が収まった後、スダリオは「榊原さん、ちゃんとしたファイターとやらせてください」とRIZINの榊原代表にマイクで求めた。リングを降りた後、スダリオはドクタールームで宮本に謝罪をしており、宮本からも挑発したことへの謝罪を受けたという。 同月23日、RIZIN FF競技オフィシャルチームが公式ルール第26条第2項および第3項にもとづき、試合後に起きた乱闘へのペナルティを決定した。「KOにて試合終了後、レフェリーの試合停止指示に従わず相手選手に攻撃を続けた」としてスダリオにレッドカード(ファイトマネー25%相当の罰金)、「相手選手への暴力行為」として宮本のセコンドの内田ノボルに警告、エンセン井上に注意が与えられた。 同年6月13日、RIZIN.28でシビサイ頌真と対戦し、3R1分38秒にシビサイのリアネイキッドチョークによりタップアウト。総合格闘技転向後、初黒星となった。 同年10月24日、RIZIN.31でアメリカ合衆国海兵隊所属の現役兵士SAINTと対戦し、1R1分51秒でKO勝ち。
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