1度目の暴行事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 17:03 UTC 版)
新十両の3月場所8日目、付き人を務めていた同部屋の序二段・貴西龍に対し、連絡ミスを理由として、取組後に支度部屋で暴行を加え、顔面打撲・口内裂傷などの負傷をさせたことにより、師匠・貴乃花より謹慎を言い渡されて、9日目より休場した。同年3月29日に開かれた理事会により、この問題に関して1場所(2018年5月場所)の出場停止処分を受けた。示談は成立していたが場所後に相撲ファンから告発状が提出されたため大阪府警察浪速署が捜査し、厳しい処分を求めないという意見書付きで6月5日付の書類送検となった。大阪地検は6月13日に起訴猶予処分としている。 自主的に謹慎した時点では十両に在位していたが、貴乃花はちゃんこ番や雑用などの取的の仕事を課して出直しを図らせた。同年5月場所には西幕下9枚目に陥落、処分明けの同年7月場所は西幕下49枚目で迎え、1番相撲から1不戦勝を含め6連勝。7番相撲(13日目)は自身と同じく十両在位経験者の白鷹山と幕下優勝を賭けて対戦し寄り切りで敗れたが、最終的に同場所を6勝1敗の好成績で終えた。 2018年10月1日の理事会で、千賀ノ浦部屋への移籍が承認された。2019年1月場所より、貴ノ富士 三造に改名。この四股名は、入門時の師匠の貴乃花が、玉ノ富士と北の富士に肖って命名したものであり、部屋の移籍などが落ち着くのを待って名を改めた。改名し幕下3枚目で迎えた場所で5勝2敗の成績を収め、1年ぶりの再十両が決まった。東十両12枚目で迎えた7月場所では十両の優勝争いで1差の2位につけていたが、13日目 (7月19日)にトップに立つ剣翔に寄り切りで敗れた。十両優勝はならなかったが、11勝4敗の好成績で勝ち越している。
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