網走監獄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:38 UTC 版)
周囲三方が山に一方が網走川に囲まれた日本一厳重な監獄。北海道網走という土地柄、冬場は多くの囚人が死亡するほど過酷な環境である。「のっぺら坊」を狙った第七師団の攻撃に備え、犬童が密かに集めた資金により、看守全員がモシン・ナガン小銃で武装し、マキシム機関銃を常備する。作中独自の設定として後年に建てられた五翼放射状平家舎房や教誨堂が既にある。五翼放射状平家舎房には囚徒700人以上が収監可能で、全体を見渡せる位置に六角形の中央見張り所がある。 犬童 四郎助(いぬどう しろすけ) 声 - 土師孝也 網走監獄典獄(監獄長)。土方からは、厳格で潔癖な規律の鬼でありながら土方を私情で幽閉する矛盾を持ち合わせていると評される。また武器購入の資金確保のため違法に囚人を硫黄山で働かせたり、偽ののっぺら坊を作るなど目的のためなら非人道的なことも厭わない。下戸。樺戸集治監典獄時代に薩摩弁を修得している。実兄を箱館戦争で亡くしたため土方に恨みを持っており、樺戸に収監された土方を秘密裏に幽閉していた。全てを奪った彼の瞳から光が失われた時に処刑しようと企み、自分が網走監獄に転属する際も土方を網走に移送した。 鶴見の網走監獄の襲撃では、教誨堂にて土方と交戦し敗北、土方の手によって断頭される。 人斬り用一郎の探索に元看守らを派遣。明治政府にツテがあり、用一郎が幕末に暗殺した要人の遺族らに声をかけ、複数の刺客が用一郎を狙っていた。 門倉 利運 (かどくら としゆき) 声 - 安原義人 看守部長。初老の男性。集団脱獄以前から看守を勤める一番の古株で常任7年。実父が土方と共に戦った旧幕府軍の一員であり、彼自身も土方と繋がる内通者である。仕事に不真面目なタヌキを演じることで看守からはずされぬよう努めてきたと話すが、実際にも不真面目で雑な面が見られる。しかし土方に対する忠義心は高い。土方の後ろから杉元に睨みを効かせていたり宇佐美のことを恐れたりする小者。極端に運が悪いが、生命の危機においては異常な幸運を発揮する「凶運」の持ち主。中学校を出ている。囚人ではないながら、のっぺら坊が24番目(最後)に彫った刺青を持つ。 鶴見の網走監獄の襲撃では、土方の指示に従い杉元らを五翼放射状平家舎房に先導するも裏切り、およそ700人の囚人を解放し鶴見らと交戦させる。犬童が遺した資料から実は土方の内通者と知られていた様子。 網走監獄が第七師団の襲撃を受けた際に生き延びて、土方と行動を共にしている。同じ土方陣営のキラウㇱから「尻の穴覗くニㇱパ」という渾名をつけられている。 宇佐美 時重 第七師団の項の宇佐美 時重を参照。
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