網走監獄への潜入(6巻 ー 14巻)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:38 UTC 版)
「ゴールデンカムイ」の記事における「網走監獄への潜入(6巻 ー 14巻)」の解説
杉元一味は、ウイルクの友人で「一緒に日本に来た」というアイヌ・キロランケを同行者に加える。彼は「のっぺら坊こそがウイルクである」と語り、一味は真偽と金塊の在処を確かめるべく、網走監獄へ向かうこととなる。その頃、土方はのっぺら坊とその仲間は極東ロシアのパルチザンと見当を付けていた。 第七師団の兵士で元マタギの谷垣 源次郎は、エゾオオカミのレタㇻをめぐって杉元一味と交戦したのち、アシㇼパのコタン(アイヌの村)で治療を受け静養していた。そこに女占い師・インカㇻマッが現れ「アシㇼパの連れの男3人のうちの1人が裏切る」と予言し、その心労でアシㇼパのフチ(祖母)が寝込んでしまう。谷垣はフチへの恩返しのため、アシㇼパを無事連れ帰ると約束し、インカㇻマッ、コタンの孤児チカパシとともに杉元一味の後を追う。 鶴見中尉は刺青人皮争奪戦に大混乱を巻き起こすべく、剥製師の江渡貝 弥作に贋物の刺青人皮を作らせる。杉元一味と土方一味はそのことを突き止めるが、贋物は第七師団に確保される。杉元一味と土方一味は結託し、さらに谷垣らも合流。お互いさまざまな思惑と猜疑心で探り合いをしながらも、のっぺら坊から全ての答えを得るため、一同は協力して網走監獄への潜入を行う。その網走監獄の犬童 四郎助典獄は、囚人を秘密裏に硫黄山使役することで得た資金で武装していた。 網走監獄の看守部長・門倉 利運は土方に心酔する内通者であった。杉元・アシㇼパ・白石は、土方一味や谷垣、門倉の協力のもと網走監獄へ潜入し、のっぺら坊と対面する。だが独房に居たのっぺら坊は替え玉であり、アシㇼパの父・ウイルクではなかった。門倉から独房にいるのっぺら坊が偽物だと知らされていた土方の目的は、杉元からアシㇼパを引き離して確保することと、杉元らを囮として本物ののっぺら坊を見つけ出すことであった。そこへインカㇻマッから情報を得ていた第七師団が駆逐艦に乗って現れ、のっぺら坊とアシㇼパの確保を目的として網走監獄を襲撃する。門倉がすべての囚人を解き放ったことで、監獄内の攻防は激化する。この騒ぎにより不安になった犬童は本物ののっぺら坊が監禁された教誨堂へと向かい、尾行してきた土方と戦い敗れる。杉元はのっぺら坊を探し出し、ウイルクだと確認するが、アシㇼパとの対面を実現する前に2名とも狙撃される。アシㇼパはその様子を離れたところから見ていたが助けに行くことができず、キロランケに抱えられ監獄の外へ逃れる。杉元とウイルクの救出は谷垣に託されるが、谷垣も2名を回収して監獄外へ出たところで第七師団に確保される。のっぺら坊(ウイルク)の死により、暗号の謎を解けるのはアシㇼパただ一人となった。
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