網走本線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/21 10:15 UTC 版)
網走本線(あばしりほんせん)は、北海道の池田駅から札鶴駅(現・札弦駅)までを結んでいた国有鉄道の鉄道路線の旧称である。後述する3つの路線に分割された。
歴史
十勝と網走支庁管内を結ぶ幹線鉄道として、1910年に池田側から開業したもので、1911年には野付牛(現在の北見)まで延長、1912年にはさらに網走へ延長、1929年(昭和4年)11月14日には札鶴駅まで全線開業した。この時点での路線距離(営業キロ)は、250.0kmであった。
しかし、1931年9月20日、網走駅 - 札鶴駅間が釧網線(東釧路 - 札鶴)とともに釧網本線となる。
1961年には線路名称の整理が行われ、網走本線として残っていた区間も池田駅 - 北見駅間が池北線、北見駅 - 網走駅間が石北線(新旭川 - 北見)とともに石北本線となり、網走本線の線名は消滅した。
区間ごとの詳細は下記のとおり
- 池北線 池田駅 - 北見駅間
路線距離(営業キロ): 140.0km - 石北本線の一部 北見駅 - 網走駅間
路線距離(営業キロ): 53.0km - 釧網本線の一部 網走駅 - 札弦駅間
路線距離(営業キロ): 57.0km
2016年、陸別駅跡の転車台(陸別町)と本別川橋梁(本別町)が「旧網走線開業時の鉄道施設群」として土木遺産に選奨された[1]。
脚注
- ^ “旧網走線開業時の鉄道施設群”. 土木学会 (2016年). 2018年3月13日閲覧。
網走本線
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1924年(大正13年)11月15日:網走本線網走駅(初代) - 北浜駅間(7.2 M≒11.6 km)が開業。鱒浦駅、藻琴駅、北浜駅が開業。 1925年(大正14年)11月10日:北浜駅 - 斜里駅間(16.0 M≒25.7 km)が延伸開業。古樋駅、止別駅、斜里駅が開業。 1929年(昭和4年)11月14日:斜里駅 - 札鶴駅間(12.2 M≒19.6 km)が延伸開業。 猿間川駅、上斜里駅、札鶴駅が開業。
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