紅の王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:44 UTC 版)
「SAMURAI DEEPER KYO」の記事における「紅の王」の解説
壬生一族の頂点に立つ人物。 初代・紅の王(しょだい あかのおう) 天狼の中で狂を見守っている。巨体で顔も怖いがかなりお茶目な性格。真の壬生一族の祖。 先代・紅の王(せんだい あかのおう) 声 - 福山潤 「神」「宇宙の理(ことわり)」とも称される、壬生一族の最高権力者。命を下す際以外は瓶底眼鏡を掛けて読書をしており、そのせいか近眼のため人と間違えて柱に喋り掛けるなど天然ボケを見せる面もあるが、その実力は凄まじく太四老をも遥かに凌ぐ。壬生にいる人間の全ての技を使用でき、その気があれば現在の壬生一族の命を止めることすら出来る。本来は優しい性格であったが、ある時から冷酷で残忍な性格へと変貌したとされる。 陰陽殿にて吹雪との死闘を制した狂ら一行の前に登場。攻撃から時人を庇った吹雪を消滅させ、続いてほたるら現壬生一族の者達の動きを停止させる。そして狂と京四郎の死闘の合間にゆやを攫い、その心臓に自身の心臓と同調する印を刻み、未来を予知させようとする。そして京四郎との戦いを終えた狂らを全滅させ、世界を作り変えるべく自身の血を用いて無数の兵達を出現させる。そして狂ら一行と激闘を繰り広げるが敗れ、血の兵士達も消滅する。 現・壬生一族とは異なる存在であり、自らの血肉を以て『「紅十字」の四守護士』を創り出した「真の壬生一族」の末裔であると思われていたが、実は自らも『「紅十字」の四守護士』、真の壬生一族の手で創られた存在あり、その中でも最も真の壬生一族に近い一番目の四守護士であった事が判明する。狂一人を除いて現存する「真の壬生一族」が死に絶えた事で「紅の王」の代わりを務めるようになり、全ての生きる者の倖せを願いその道を模索してきたが、いつしか人々の身勝手さに絶望し、ついには世界を一度無に帰そうとした。狂の言葉や仲間達の姿に己の過ちを悟り、自ら消滅し壬生一族による支配の歴史を終わらせる道を選ぶ。心臓を体内に戻す事で紅の塔を崩壊させ、狂や四方堂らとのかつての日々を思い出しながら消滅した。 当代・紅の王(とうだい あかのおう) 端正な容姿をした男性で、先代・紅の王の後を継ぎ執政を行っていた。先代のやり方に抗い、一族を倒す力を人間達に授けるべく、村正に命じて4本の妖刀・村正を製作させ、さらにはそれを使いこなすための流派である無明神風流を創り出したが、それが先代の怒りを買い幽閉されていた。幼少期の京四郎や朔夜の戯れに交わるなど親しく過ごしていたが、後に先代の命に忠実な人斬りと化した京四郎から一度は「忘れたい記憶」と語られるようになる。幽閉先を脱走して先代の秘密が眠る「扉」を暴こうとするが、先代の命を受けた京四郎に粛清され、京四郎に対し「強く生きろ」と言い残して絶命した。 実際には即死はしておらず、その後現れた先代によって肉体と魂を吸収されていた。後に先代との戦闘で京四郎が吸収された際、鎮明と共に彼を元の肉体へと押し戻した。
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