第95回都市対抗野球大会
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第95回都市対抗野球大会（だい95かいとしたいこうやきゅうたいかい）は、2024年7月19日から12日間にわたり東京ドームで開催された毎日新聞社、日本野球連盟主催の都市対抗野球大会である[1]。
概要
- 前回大会に引き続き、初出場のチームはなかった。日本生命は最多出場回数を63回にした一方、56回の出場を数えるパナソニックは予選敗退となった。エイジェックは第一代表決定戦でSUBARUを破り、初の北関東第一代表として2回目の出場を決めた。
- 予選ではJPアセット証券や茨城日産の活躍もあったが、名門チームに阻まれ、初出場を決めることができなかった。
- 決勝は、ともに初の決勝進出となった三菱重工EastとJR東日本東北が対戦した。三菱重工Eastが3－1でJR東日本東北を破り、初優勝を飾った[2]。
予選
→詳細は「第95回都市対抗野球大会予選」を参照
出場チーム
| 出場枠 | 都市 | チーム | 出場回数 |
|---|---|---|---|
| 推薦（前年度優勝都市） | 豊田市 | トヨタ自動車 | 10年連続26回目 |
| 北海道 | 札幌市 | 北海道ガス | 4年連続4回目 |
| 東北第1 | 仙台市 | JR東日本東北 | 4年連続30回目 |
| 東北第2 | 石巻市 | 日本製紙石巻 | 4年ぶり6回目 |
| 北信越 | 高岡市 | 伏木海陸運送 | 3年ぶり7回目 |
| 北関東第1 | 小山市/栃木市 | エイジェック | 3年ぶり2回目 |
| 北関東第2 | 太田市 | SUBARU | 2年連続29回目 |
| 南関東第1 | さいたま市 | 日本通運 | 10年連続49回目 |
| 南関東第2 | 君津市 | 日本製鉄かずさマジック | 4年連続16回目 |
| 南関東第3 | 千葉市 | JFE東日本 | 3年ぶり26回目 |
| 東京第1 | 東京都 | NTT東日本 | 2年ぶり47回目 |
| 東京第2 | 東京都 | 明治安田[注釈 1][3] | 2年連続8回目 |
| 東京第3 | 東京都 | 東京ガス | 4年連続25回目 |
| 東京第4 | 東京都 | JR東日本 | 15年連続27回目 |
| 西関東第1 | 横浜市 | 三菱重工East | 2年連続14回目 |
| 西関東第2 | 横浜市 | ENEOS | 5年連続54回目 |
| 東海第1 | 浜松市 | ヤマハ | 6年連続45回目 |
| 東海第2 | 岡崎市 | 三菱自動車岡崎 | 2年連続14回目 |
| 東海第3 | 春日井市 | 王子 | 2年連続19回目 |
| 東海第4 | 名古屋市 | 東邦ガス | 2年ぶり17回目 |
| 東海第5 | 大垣市 | 西濃運輸 | 4年連続41回目 |
| 東海第6 | 豊川市 | 東海理化 | 2年連続7回目 |
| 近畿第1 | 大阪市 | 日本生命 | 2年連続63回目 |
| 近畿第2 | 八尾市 | ミキハウス | 4年連続5回目 |
| 近畿第3 | 神戸市/高砂市 | 三菱重工West | 4年連続40回目 |
| 近畿第4 | 姫路市 | 日本製鉄瀬戸内 | 5年ぶり33回目 |
| 近畿第5 | 大阪市 | NTT西日本 | 10年連続35回目 |
| 中国第1 | 広島市 | JR西日本 | 3年連続7回目 |
| 中国第2 | 福山市/倉敷市 | JFE西日本 | 3年連続13回目 |
| 四国 | 高知市 | 四国銀行 | 2年ぶり22回目 |
| 九州第1 | 福岡市 | KMGホールディングス | 7年ぶり4回目 |
| 九州第2 | 浦添市 | 沖縄電力 | 10年ぶり5回目 |
試合
トーナメント
6月16日にニッショーホールにて、組み合わせ抽選会が開かれた。
特定試合シードは、明治安田、JR東日本東北、JR西日本、JR東日本、西濃運輸、SUBARU、JFE西日本、日本製鉄かずさマジック、JFE東日本、東京ガス、ENEOS、日本製紙石巻、NTT東日本の13チームが申請した[4]。前回大会より、特定試合シードとなったチームは、初戦から同一地区、同系企業同士の対戦も認められようになった[4]ため、同一県対決（千葉県）や同系企業対決（JRグループ）[注釈 2]が組まれた。
| 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||||||||
| トヨタ自動車 | 1 | |||||||||||||||||
| 沖縄電力 | 0 | |||||||||||||||||
| トヨタ自動車 | 2 | |||||||||||||||||
| 三菱重工West | 9 | |||||||||||||||||
| 王子 | 3 | |||||||||||||||||
| 三菱重工West | 5 | |||||||||||||||||
| 三菱重工West | 1 | |||||||||||||||||
| JR東日本東北 | 6 | |||||||||||||||||
| JFE東日本 | 5 | |||||||||||||||||
| 日本製鉄かずさマジック | 6 | |||||||||||||||||
| 日本製鉄かずさマジック | 2 | |||||||||||||||||
| JR東日本東北 | 4 | |||||||||||||||||
| JR東日本東北 | 5 | |||||||||||||||||
| JR西日本 | 2 | |||||||||||||||||
| JR東日本東北 | 8 | |||||||||||||||||
| 西濃運輸 | 4 | |||||||||||||||||
| 三菱自動車岡崎 | 1 | |||||||||||||||||
| NTT西日本 | 14 | |||||||||||||||||
| NTT西日本 | 9 | |||||||||||||||||
| 日本製紙石巻 | 0 | |||||||||||||||||
| 日本製紙石巻 | 5 | |||||||||||||||||
| KMGホールディングス | 4 | |||||||||||||||||
| NTT西日本 | 4 | |||||||||||||||||
| 西濃運輸 | 8 | |||||||||||||||||
| 北海道ガス | 7 | |||||||||||||||||
| NTT東日本 | 3 | |||||||||||||||||
| 北海道ガス | 1 | |||||||||||||||||
| 西濃運輸 | 11 | |||||||||||||||||
| JR東日本 | 5 | |||||||||||||||||
| 西濃運輸 | 6 | |||||||||||||||||
| JR東日本東北 | 1 | |||||||||||||||||
| 三菱重工East | 3 | |||||||||||||||||
| 東海理化 | 0 | |||||||||||||||||
| ENEOS | 6 | |||||||||||||||||
| ENEOS | 0 | |||||||||||||||||
| 東京ガス | 2 | |||||||||||||||||
| ミキハウス | 2 | |||||||||||||||||
| 東京ガス | 5 | |||||||||||||||||
| 東京ガス | 6 | |||||||||||||||||
| 明治安田 | 2 | |||||||||||||||||
| 四国銀行 | 7 | |||||||||||||||||
| 東邦ガス | 3 | |||||||||||||||||
| 四国銀行 | 1 | |||||||||||||||||
| 明治安田 | 4 | |||||||||||||||||
| 明治安田 | 11 | |||||||||||||||||
| ヤマハ | 1 | |||||||||||||||||
| 東京ガス | 1 | |||||||||||||||||
| 三菱重工East | 4 | |||||||||||||||||
| 三菱重工East | 2 | |||||||||||||||||
| 伏木海陸運送 | 0 | |||||||||||||||||
| 三菱重工East | 6 | |||||||||||||||||
| SUBARU | 2 | |||||||||||||||||
| SUBARU | 4 | |||||||||||||||||
| JFE西日本 | 3 | |||||||||||||||||
| 三菱重工East | 4 | |||||||||||||||||
| 日本通運 | 1 | |||||||||||||||||
| 日本生命 | 1 | |||||||||||||||||
| 日本通運 | 2 | |||||||||||||||||
| 日本通運 | 7 | |||||||||||||||||
| エイジェック | 1 | |||||||||||||||||
| 日本製鉄瀬戸内 | 4 | |||||||||||||||||
| エイジェック | 5 | |||||||||||||||||
1回戦
- 第1試合（7月19日）
- 第2試合（7月20日）
- 第3試合（7月20日）
- 第4試合（7月20日）
- 第5試合（7月21日）
- 第6試合（7月21日）
- 第7試合（7月21日）
- 第8試合（7月22日）
- 第9試合（7月22日）
- 第10試合（7月22日）
- 第11試合（7月23日）
- 第12試合（7月23日）
- 第13試合（7月23日）
- 第14試合（7月24日）
- 第15試合（7月24日）
- 第16試合（7月24日）
2回戦
- 第1試合（7月25日）
- 第2試合（7月25日）
- 第3試合（7月25日）
- 第4試合（7月26日）
- 第5試合（7月26日）
- 第6試合（7月26日）
- 第7試合（7月27日）
- 第8試合（7月27日）
準々決勝
- 第1試合（7月27日）
- 第2試合（7月28日）
- 第3試合（7月28日）
- 第4試合（7月28日）
準決勝
- 第1試合（7月29日）
- 第2試合（7月29日）
決勝
- 第1試合（7月30日）
表彰選手等
| 表彰 | 選手 | 所属チーム | |
|---|---|---|---|
| 橋戸賞 | 本間大暉（投手） | 三菱重工East | |
| 久慈賞 | 小島康明（投手） | JR東日本東北（TDK） | |
| 小野賞 | 三菱重工Eastチーム | ||
| 若獅子賞 | 該当者なし | ||
| 首位打者賞 | 野崎大地（内野手） 15打数8安打 打率.533 |
西濃運輸 | |
| 打撃賞 | 下山悠介（内野手） | 三菱重工East（東芝） | |
| 大会優秀選手 | 投手 | 小島康明 | JR東日本東北（TDK） |
| 本間大暉 | 三菱重工East | ||
| 吉田聖弥 | 西濃運輸 | ||
| 臼井浩 | 東京ガス | ||
| 竹田祐 | 三菱重工West | ||
| 東野龍二 | 明治安田（Honda） | ||
| 前田敬太 | 日本通運 | ||
| 捕手 | 小鷹葵 | JR東日本東北 | |
| 山本空 | 日本通運 | ||
| 一塁手 | 大西蓮 | JR東日本東北 | |
| 小中健蔵 | 西濃運輸 | ||
| 濵田竜之祐 | NTT西日本（日本新薬） | ||
| 二塁手 | 齊藤大輝 | 三菱重工East（東芝） | |
| 相馬優斗 | 東京ガス | ||
| 矢野幸耶 | 三菱重工East | ||
| 三塁手 | 野崎大地 | 西濃運輸 | |
| 北條史也 | 三菱重工West | ||
| 山田峻士 | NTT西日本 | ||
| 遊撃手 | 北野貴昭 | 西濃運輸 | |
| 添田真海 | 日本通運 | ||
| 外野手 | 長嶋亮磨 | JR東日本東北（七十七銀行） | |
| 金沢龍介 | JR東日本東北 | ||
| 武田健吾 | 三菱重工East | ||
| 原田大輔 | 西濃運輸 | ||
| 小野田俊介 | 東京ガス | ||
| 三井健右 | 三菱重工West（大阪ガス） | ||
| 藤井健平 | NTT西日本 | ||
| 鈴木薫 | 明治安田（Honda） | ||
| 伊藤智也 | 明治安田 | ||
| 沓澤侑輝 | 日本通運 | ||
| 指名打者 | 下山悠介 | 三菱重工East（東芝） | |
| 修行恵大 | 西濃運輸 | ||
- 10年連続出場選手[5]
- 九谷青孝（ヤマハ）
- 矢幡勇人（ヤマハ）
- 濱崎浩大（NTT西日本）
- 戸田公星（JR東海=三菱自動車岡崎に補強）
- 近藤均（王子）
- 峰下智弘（大阪ガス=三菱重工Westに補強）
- 木南了（日本通運）
- 大谷昇吾（日本通運）
- 手銭竜汰（日本通運）
- 榎本亮（パナソニック=日本製鉄瀬戸内に補強）
- 野中祐也（日立製作所＝エイジェックに補強）
応援団コンクール
- 最優秀賞：横浜市・ENEOS
- 優秀賞：浦添市・沖縄電力
- 敢闘賞：札幌市・北海道ガス
- MIC賞：東京都・明治安田
注釈
脚注
- ^ “２０２４年度第９５回都市対抗野球大会日程について”. 日本野球連盟. 2023年7月7日閲覧。
- ^ “都市対抗野球 三菱重工Eastが涙の初優勝！ JR東日本東北下す 主将・矢野が豪快バースデー弾2発 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年8月3日閲覧。
- ^ “明治安田生命のチーム名変更について”. 日本野球連盟公式サイト. 2024年7月25日閲覧。
- ^ a b “開幕戦は前王者・トヨタ自動車と沖縄電力！ 7月19日からの『都市対抗野球』の組み合わせが決定”. SPICE（スパイス）｜エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2024年7月20日閲覧。
- ^ “都市対抗野球 10年連続出場の選手を表彰”. www.msn.com. 2024年8月3日閲覧。
外部リンク
- 第95回都市対抗野球大会のページへのリンク
