吉田聖弥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/12 14:11 UTC 版)
中日ドラゴンズ #47 | |
---|---|
![]()
2025年6月20日、ナゴヤ球場にて
|
|
基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | 佐賀県東松浦郡相知町(現:唐津市)[1][2] |
生年月日 | 2002年5月23日(23歳) |
身長 体重 |
175 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2024年 ドラフト2位 |
初出場 | 2025年8月12日 |
年俸 | 1200万円(2025年)[3] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
|
|
この表について
|
吉田 聖弥(よしだ せいや、2002年5月23日 - )は、佐賀県東松浦郡相知町(現:唐津市)[1][2][4]出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。中日ドラゴンズ所属。
経歴
プロ入り前
佐賀県唐津市出身。小学3年生のときに相知レインボーで野球を始め、相知中学校時代に投手に転向[4]。
伊万里農林高校では、当時身長170 cm、体重60 kgの細身ながらエースであった[5]。高校3年生の夏の大会は伊万里実業高校、伊万里商業高校との連合チームで登板したが、初戦でコールド負けを喫した[2][5]。
高校監督の野崎政人の息子である野崎大地が在籍する西濃運輸硬式野球部の練習に参加し、入団[2]。当時1年目で近江高校のエースの林優樹に惹かれ、一緒に野球がしたいと話した[2]。西濃運輸3年目の2023年までは年間を通しての登板はなく、退部を考えていたが、コーチの堀田晃の激励でチームに残ることとなり[4]、練習後に堀田と1対1での練習を毎日1時間行った[2]。同年11月の日本選手権初戦の先発を任されるも、1回1/3で降板となるも、準々決勝のHonda戦では4回1/3を1失点の好投を見せた[4]。4年目の2024年は春の第95回都市対抗予選で4戦で合計27投球回を投げて無失点、32奪三振を記録した[2][6]。本大会の1回戦、JR東日本戦で7回表に2点を奪われ、なおもピンチの場面となるも続投となり、以降無失点に抑えた[7]。2回戦、北海道ガス戦にも先発し、5回1失点でチームは8回コールド勝ちした[7]。準決勝、JR東日本東北戦においても先発するも、6回1/3を投げ、1本塁打を含む8安打5失点を喫してチームは4-8で敗戦したが、吉田の活躍もあり西濃運輸は都市対抗ベスト4となった[7][8]。
2024年10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議において、中日ドラゴンズから2位指名を受けた[1]。11月14日、契約金7000万円、年俸1200万円で入団に合意(金額は推定)[3]。背番号は憧れの杉内俊哉が着用していた47となった[9]。担当スカウトは清水昭信[10]。
選手としての特徴・人物
直球は最高球速152km/h[8][6][11]。投球スタイルは自身で「まっすぐとチェンジアップのコンビネーションが僕の生命線」と表現している[2]。特にチェンジアップは、「直球に見える」「腕を振っているのにボールが来ていない」などと評されている[2]。
50m走は6秒8、遠投は115m[4]。
小学2年生のときに祖父と観戦した試合において、同じ左腕の杉内俊哉がかっこいいと感じて憧れを持ち[6]、目指す投手は杉内としている[12]。中日入団時の背番号47も杉内にちなんでいる[9]。
母親が美容師であることもあって特技は散髪。社会人時代はチームメイトの調髪を請け負いバーバー吉田と呼ばれていた[13]。
詳細情報
記録
初記録
- 投手記録
背番号
- 47(2025年[9] - )
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 「【速報】吉田聖弥投手(西濃運輸、唐津市出身)が中日ドラゴンズから2位指名 唐津市出身 プロ野球ドラフト会議」『佐賀新聞』2024年10月24日。2024年10月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 「【ドラフト吉報待つ】高3夏初戦敗退→ドラフト候補の高卒4年目左腕、西濃運輸・吉田聖弥に迫る」『日刊スポーツ』2024年10月23日。2024年10月25日閲覧。
- ^ a b 「【中日】ドラ2吉田聖弥「沢村賞」契約金7000万円&年俸1200万円で仮契約」『日刊スポーツ』2024年11月14日。2025年1月16日閲覧。
- ^ a b c d e 「ドラフト会議直前【逸材ファイル】西濃運輸・吉田聖弥 投球スタイル変えて急成長」『スポニチ Sponichi Annex』2024年10月23日。2024年10月25日閲覧。
- ^ a b 「【ドラフト】西濃運輸・吉田聖弥は中日が2位指名 落ちないチェンジアップが売りの左腕」『日刊スポーツ』2024年10月24日。2024年10月26日閲覧。
- ^ a b c 「【中日のドラ2指名・吉田聖弥ってどんな選手?】故障禍で一時は引退も考えたが……挫折から劇的な成長を遂げた“杉内2世”」『THE DIGEST』2024年10月24日。2024年10月26日閲覧。
- ^ a b c 「西濃運輸が8年ぶり4強で見えた頂点 プロ注目左腕・吉田聖弥が快投」『週刊ベースボールONLINE』2024年8月23日。2024年10月25日閲覧。
- ^ a b 「【都市対抗野球】西濃運輸のプロ注目152キロ左腕・吉田聖弥7回途中5失点で散る「悔しい」」『日刊スポーツ』2024年7月29日。2024年10月25日閲覧。
- ^ a b c 「【中日】今永&杉内2世だ!ドラ1金丸夢斗「21」ドラ2吉田聖弥「47」W左腕の背番号決定」『日刊スポーツ』2024年12月14日。2025年1月16日閲覧。
- ^ 「唐津市出身の吉田聖弥投手 中日から指名あいさつ受ける」『NHK』2024年11月5日。2025年1月16日閲覧。
- ^ 「スポーツ速報 プロ野球 ドラフト情報」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』。2025年1月17日閲覧。
- ^ 「ソフトバンク“杉内2世”吉田狙う!!「生意気なチェンジアップ」が魅力の西濃運輸左腕をリストアップ」『スポニチ Sponichi Annex』2024年10月20日。2024年10月26日閲覧。
- ^ 「ドラフト指名の社会人No.1&高校No.1左腕 吉田聖弥投手と高橋幸佑投手の意外な共通点とその急成長に迫る!」『CBC web』2024年11月18日。2025年4月23日閲覧。
- ^ “中日・2位ルーキー・吉田聖弥がプロ初登板、1イニング2安打1失点、追加点を許すもキャベッジを併殺で仕留め最少失点にとどめる:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2025年8月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 吉田聖弥のページへのリンク