石伊雄太
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 23:15 UTC 版)
中日ドラゴンズ #9 | |
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2025年6月
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | 三重県尾鷲市[1] |
生年月日 | 2000年8月18日(25歳) |
身長 体重 |
178 cm 84 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2024年 ドラフト4位 |
初出場 | 2025年3月28日 |
年俸 | 1000万円(2025年)[2] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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石伊 雄太(いしい ゆうた、2000年8月18日 - )は、三重県尾鷲市出身のプロ野球選手(捕手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。
経歴
プロ入り前
尾鷲市立宮之上小学校4年時に「尾鷲少年野球団」で野球を始め、尾鷲市立尾鷲中学校へ進学後は「伊勢ボーイズ」に所属した[3]。小学校の1学年下に上田大河がおり、野球団では上田および1学年上の湯浅京己とチームメイトの間柄だった[1][4]。また、湯浅とは中学校時代の所属チームは違うが、学校は同じであった。
近畿大学工業高等専門学校では3年間で甲子園大会出場はなく、3年夏は三重大会2回戦で敗退した[3]。
近大高専3年次修了後は近畿大学工学部へ進学。3年秋のリーグ戦で最優秀選手賞を受賞し、通算で4度ベストナインに選出された[5]。プロ志望届を提出したが、2022年のドラフト会議での指名はなかった[5]。
その後は日本生命へ入社し、同社OB福留孝介特別コーチの指導のもと、打撃力向上に取り組んだ[6]。1年目の2023年から正捕手を務め、同年の第48回社会人野球日本選手権大会では東京ガスとの2回戦で本塁打を放った[6]。
2024年のドラフト会議において、中日ドラゴンズから4位指名を受けた[7]。12月5日、契約金6000万円、年俸1000万円で入団に合意した(金額は推定)[2]。背番号は9[8]。担当スカウトは山本将道[9]。
中日時代
2025年、新人ながら開幕一軍入りを果たし[10]、3月28日の開幕戦から守備に就いた[11]。5月末時点で8試合の出場にとどまっていたが、6月に入り、交流戦前最後の試合となった対巨人11回戦(バンテリンドームナゴヤ)で先発出場し4打数2安打を記録すると、交流戦に入ってからも先発で起用されることが多くなり、同月11日の対楽天2回戦(楽天モバイルパーク宮城)では、セ・リーグ新人として史上4人目となる1試合5安打を記録した[12]。
7月8日、対巨人12回戦(ヤマリョースタジアム山形)5回表に西舘勇陽からプロ初本塁打を放った。
選手としての特徴
遠投115m、投手練習の際に最速147km/hを記録する程の強肩で、二塁送球タイムは1.8秒台を記録している[9][13]。
人物
詳細情報
記録
初記録
- 初出場:2025年3月28日、対横浜DeNAベイスターズ1回戦(横浜スタジアム)、8回裏に捕手で出場[11]
- 初先発出場:2025年4月2日、対読売ジャイアンツ2回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、「8番・捕手」で先発出場[15]
- 初打席:同上、3回裏に山﨑伊織から空振り三振[15]
- 初安打・初打点:2025年4月10日、対広島東洋カープ3回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、5回裏に玉村昇悟から左前適時安打[16]
- 初本塁打:2025年7月8日、対読売ジャイアンツ12回戦(ヤマリョースタジアム山形)、5回表に西舘勇陽から左越ソロ[17]
その他の記録
- 新人が1試合5安打:2025年6月11日、対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦(楽天モバイルパーク宮城)※史上11人目、12度目、セ・リーグ史上4人目、8番、そして捕手として出場での記録は初[12]
背番号
- 9(2025年[8] - )
脚注
- ^ a b 「ドラフト注目 尾鷲市出身 石伊雄太選手を紹介」『NHK津放送局』2024年10月22日。2024年10月22日閲覧。
- ^ a b 「【中日】ドラ4石伊雄太捕手と仮契約「まずは開幕1軍を目指して」新築中の実家へ恩返しも」『日刊スポーツ』2024年12月5日。2025年1月16日閲覧。
- ^ a b 「石伊雄太 日本生命」『週刊ベースボールONLINE』。2024年10月22日閲覧。
- ^ 「尾鷲の野球少年3人がプロで再会へ 日本生命・石伊がドラフト指名」『毎日新聞』2024年10月24日。2024年11月1日閲覧。
- ^ a b 「【プロ野球ドラフト】近畿大工・石伊指名されず 武田高・内野がソフトバンクから育成指名」『東広島デジタル』2022年10月21日。2024年10月22日閲覧。
- ^ a b 「阪神のドラフト上位候補に日本生命・石伊雄太捕手 強肩強打で湯浅京己と幼なじみ」『サンスポ』2024年9月24日。2024年10月22日閲覧。
- ^ 「中日4位・石伊雄太、「すぐにお祝いのメッセージが200件」 社会人ナンバーワン捕手の呼び声、プロ入り実感」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年10月24日。2024年10月26日閲覧。
- ^ a b 「「聞いた時は、間違っているのかなって」 中日4位・石伊雄太、捕手には珍しい背番号「9」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年12月14日。2025年1月16日閲覧。
- ^ a b 「【中日】最速147キロ強肩捕手ドラ4石伊雄太が指名あいさつ「目標は正捕手です」表情引き締め」『日刊スポーツ』2024年11月1日。2025年1月16日閲覧。
- ^ 「【中日】開幕1軍メンバー一覧 ドラ4石伊雄太を登録 高橋宏斗、大島陽平らも」『日刊スポーツ』2025年3月27日。2025年4月5日閲覧。
- ^ a b 「中日4位ルーキー・石伊雄太がプロデビュー 8回の守備からマスク「試合に入る時の集中力がまた違った」」『中日スポーツ』2025年3月28日。2025年4月4日閲覧。
- ^ a b 「【データ】中日石伊雄太、新人の5安打以上は京田以来11人、12度目 8番、捕手では初」『日刊スポーツ』2025年6月11日。2025年6月17日閲覧。
- ^ 「【中日】ドラフト4位・石伊雄太に指名あいさつ スパイク履かずに147キロの爆肩捕手「正捕手を目指してやっていく」」『スポーツ報知』2024年11月1日。2025年3月23日閲覧。
- ^ “中日・石伊雄太、同じ出身地の阪神・湯浅との対戦持ち越し「どこかであっくん(湯浅)と対戦するとは思ったんですが…」”. 中日スポーツ. 中日新聞 (2025年7月1(日 エラー: 日付が正しく記入されていません。(説明)). 2025年8月29日閲覧。
- ^ a b 「プロ初スタメンの中日・石伊雄太、「勝てる捕手を目指している。勝てないと意味がない」攻守での貢献誓う」『中日スポーツ』2025年4月2日。2025年4月4日閲覧。
- ^ 「【中日】ドラフト4位・石伊雄太がプロ初安打初打点! スタメン起用に応える先制打」『スポーツ報知』2025年4月10日。2025年4月10日閲覧。
- ^ “【中日】金丸夢斗を好リード、石伊雄太がプロ初本塁打 打撃でも援護弾 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年7月8日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 石伊雄太 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 中日ドラゴンズ公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- Ishii Yuta / 石伊雄太 (@ishii_yuta_9) - Instagram
- 石伊雄太のページへのリンク