第43節までの経緯
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「2003年のJリーグ ディビジョン2」も参照 2003年のJ2は、前シーズンのJ1年間成績下位2チームの広島、コンサドーレ札幌を含む12チームによる4回戦総当たり(各チーム44試合・全44節)により行われた。 第1クール(第1節-第11節)では、開幕戦の引き分け後10連勝で独走した広島が一歩前に出た格好となったが、第2クール(第12節-第22節)以降はJ2の過密日程と他チームの徹底マークにあって勢いを落とし、2位以下との差が徐々に詰まっていく。第3クール(第23節-第33節)に入っても広島の失速傾向は収まらず、ホームで圧倒的な勝率を誇る前年3位の新潟が次第にその差を詰め、第24節で広島をとらえて首位を奪取する。 第4クール(第34節-第44節)開始時点では2位広島に勝ち点差6を付け、悲願の昇格が目前となった首位新潟だったが、上位争いの直接対決である第35節広島戦・第37節川崎戦にいずれも敗れて差を詰められ、第4クールに入って全勝の川崎を交えた三つどもえの展開となり、第39節終了時点で昇格争いは首位新潟、2位川崎、3位広島の、勝ち点差2の中にひしめく3チームに絞られた。 2003 Jリーグ ディビジョン2 順位表(第39節終了時・抜粋)順位チーム勝点試合勝利引分敗戦得点失点得失点差備考1 アルビレックス新潟 78 39 24 6 9 70 34 +36 2 川崎フロンターレ 77 39 22 11 6 79 40 +39 3 サンフレッチェ広島 76 39 22 10 7 57 31 +26 4 ヴァンフォーレ甲府 61 39 17 10 12 52 41 +11 3位以下確定 その後、新潟と広島が1勝1分け、川崎が1敗1分けで迎えた2003年11月9日の第42節、勝てば広島・川崎の動向次第で昇格が確定する新潟はホームで横浜FCに快勝。川崎はアビスパ福岡に前半ロスタイムに先制されるも、後半一挙5得点を奪いホームで逆転勝ちして一縷の望みをつなぐ。一方、モンテディオ山形とアウェーで対戦した広島は、先制するも後半ロスタイムに山形のロングスローからFW中村幸聖に同点ゴールを決められ、勝ち点3を逃して新潟との差を離されたかに思えた。しかしその直後、今度は広島のロングスローからのこぼれ球をFW松浦宏治が流し込んで、再度勝ち越し。広島が辛くも勝ち点3をもぎ取った。これにより、昇格チームが1チームも確定しないまま、残り2節を迎えることとなった。 2003 Jリーグ ディビジョン2 順位表(第42節終了時・抜粋)順位チーム勝点試合勝利引分敗戦得点失点得失点差1 アルビレックス新潟 85 42 26 7 9 78 38 +40 2 サンフレッチェ広島 83 42 24 11 7 62 32 +30 3 川崎フロンターレ 81 42 23 12 7 84 44 +40
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