第3次長期計画 - 再建計画とは? わかりやすく解説

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第3次長期計画 - 再建計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:28 UTC 版)

日本国有鉄道」の記事における「第3次長期計画 - 再建計画」の解説

日本鉄道建設公団」も参照第2次5カ年計画」は国鉄近代化大きく貢献したものの、資金不足1964年昭和39年)に打ち切られ新たに多額借り入れによって輸送改善推進する第3次長期計画」に移行俗にヨンサントオ」と呼ばれる1968年昭和43年10月ダイヤ改正では、新性能電車などの大量投入実現した。また高度経済成長合わせて急速に増大した首都圏通勤輸送対応するため、「通勤五方面作戦」と称する輸送力増強計画進められた。 しかし国鉄財政の一層の悪化受けて第3次長期計画同年打ち切られ職員削減省力化などの合理化本格的に始まった国鉄諮問委員会1968年昭和43年9月経営体質改善急務として地方83線区赤字83線)を廃止すべきとの意見書提出し国鉄赤字ローカル線整理乗り出した。また同年11月には運輸大臣諮問機関である国鉄財政再建推進会議も、経営合理化近代的輸送方式整備促進市町村納付金大幅削減などの具体策盛り込んだ意見書提出政府1969年昭和44年)、日本国有鉄道財政再建特別措置法成立させ、10年後の黒字転換掲げる「財政再建10カ年計画」がスタートした。 しかし、「日本列島改造」を掲げ第1次田中角栄内閣発足すると、赤字83線整理計画はわずか4年打ち切られた。さらに田中内閣日本鉄道建設公団によるローカル新線建設継続した貨物輸送落ち込み人件費増大なども重なり10カ年計画再三行き詰まって見直し余儀なくされた。 この時期国鉄労使関係合理化強化政治要素絡んで極度に悪化した国鉄当局進めた生産性向上運動マル生運動)に伴って発生した労働組合対す不当労働行為問題は、1980年代にかけて現場混乱規律低下招いたストライキ頻発しダイヤ改正延期されたり、乗客による暴動上尾事件首都圏国電暴動)に発展した事件もあった。1975年昭和50年)に国労動労が行った大規模なスト権奪還ストライキ」は、この時モータリゼーション発展国鉄シェア低下進んでいた事に加え、すでに発達していた国鉄以外公共交通機関貨物輸送十分に機能したため、日本全体悪影響を及ぼすことなく収束労働組合側の弱体化を招く結果となった

※この「第3次長期計画 - 再建計画」の解説は、「日本国有鉄道」の解説の一部です。
「第3次長期計画 - 再建計画」を含む「日本国有鉄道」の記事については、「日本国有鉄道」の概要を参照ください。

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