第二事件とは? わかりやすく解説

第二事件(東京)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 03:42 UTC 版)

北海道・東京連続少女監禁事件」の記事における「第二事件(東京)」の解説

執行猶予間中東京都転居した男はチャット出入りし、そこで知り合った兵庫県出身少女当時18歳)と交際始めるが、2004年2月少女脅迫して上京させたうえで都内マンションホテルで3ヶ月強にわたり北海道での第一事件の際と同様にペット用首輪付けて監禁女性に「オレ病気だから捕まらないんだ」と主張少女6月初旬監禁されていたマンションの一室から自力脱出して保護されたが、心的外傷後ストレス障害PTSD)による衰弱激しい状態であった。 男は、その後自分統合失調症であると主張し札幌市内病院通院2004年12月2005年4月幻聴聞こえるとして東京都内病院統合失調症の診断を受ける警視庁綾瀬署は2005年5月12日に男を監禁致傷容疑逮捕。 なお、男が東京へ転居した際は青森保護観察所転居先住所届け出ていたが、同観察所から東京保護観察所への転居事実確認求めファクシミリ送信が(東京市外局番03を3と入力したため)失敗していたことが後に判明。この情報伝達ミス結果的に東京での第二事件を防げなかった原因一つとされている。 後に、他にも2003年12月から2004年12月にかけ、少女当時17歳)を青森県五所川原市内などのホテルで約3日監禁女性当時22歳)を東京都内マンションに約4か月監禁女性当時23歳)を東京都内マンションに約10日監禁したとして再逮捕。計4人への事案起訴された。 男は拘置中に結婚と離婚繰り返している関係で名字逮捕時及び実家名字異なっており、チャット使用していた女性名義のハンドルネーム存在するために裁判では様々な名前呼ばれている。なお、男の精神鑑定却下された。法廷には白いスーツ出廷する事もあった。 2007年10月19日東京地方裁判所で男に対し若い女性脅迫して脱出困難な心理に陥れ『お仕置き』と称した暴力性的行為繰り返した被害者絶望的な恐怖感甚大な苦痛与え反省姿勢も全くうかがえない」として懲役14年求刑懲役15年)の実刑判決言い渡された(共同通信2007年10月19日)。男は控訴したが、2010年9月24日東京高等裁判所棄却され(共同通信2010年9月24日)、更に最高裁判所上告した被告側は「PTSDのような精神的な傷害は、刑法傷害には当たらない」と無罪主張した2012年7月24日最高裁第2小法廷千葉勝美裁判長は、「PTSDなどの精神的機能障害引き起こした場合も、刑法傷害に当たると解釈するのが相当」と最高裁として初の判断示した上で被告の上告を退けた(読売新聞2012年7月25日)。これにより、男の懲役14年の刑が確定した。(実際には前の執行猶予取り消され懲役3年追加される。)

※この「第二事件(東京)」の解説は、「北海道・東京連続少女監禁事件」の解説の一部です。
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