私立弱肉学園高等学校
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勝負に勝てばあらゆる行為が認められるとする校則を持つ高校。強者が横行する不健全な校風に怒った滝沢が、この校則の撤廃を賭けて校長と対決。校長派と滝沢派に別れた5対5の対決は大陸学園の侵攻により一時棚上げになるが、最終的に技北が校長を制し滝沢派に軍配が上がった。漫画『逆境に吼えろ』やメインパーソナリティを務める『島本和彦のマンガチックにいこう!』で作者は、札幌市のアミューズメントスポット「MGM」(当時)の巨大なライオン像を指して弱肉学園だと主張したことがある。 城之内 考一(じょうのうち こういち) 声 - 速水奨 1年1組。ボクシング部に所属するリーゼントの色男。爽やかな外見だが異性に甘く、勝つためなら卑怯な手もいとわない。滝沢とは高村ゆかりを賭けて対決し、2度目の対戦で滝沢の国電パンチに敗れている。小人物で女がらみの失敗が多かったが、交際していた女生徒(久美子ちゃん)に手ひどくふられて猛省。剃髪し硬派な男として生きることを誓い、以後良識派として滝沢らのよき仲間となる。 高野 千明(たかの ちあき) 声:森川智之(クレジットでは、男子学生A) 2年生。正義不滅流空手部部長。生活委員長を務める、空手初段の正義漢。その戦闘テクニックは同輩中随一だが技術的に堅実すぎ、戦いに話題性が無いのがコンプレックス。弱肉学園週番として遅刻した滝沢と対決するが、必殺技を持たない事をなじられ自信を喪失し敗北した。しかしその時の男らしい滝沢の態度にほれ、これ以降滝沢のよき理解者として協力する事になる。登場初期は設定が固まっていなかったのか「空手同好会」所属になっていた。 アニメでは、同じデザインのキャラクターが男子学生Aとして登場。 行方 純(なめかた じゅん) 声:三木真一郎(クレジットでは、男子学生C) 2年4組。ボクシング部所属。ボクシング技術も高いがそれ以上に合成写真技術を使ったイメージ操作を得意とする。滝沢にも合成写真を使い得意のボクシング試合に誘導。高村ゆかりを賭けた試合で窮地に追いつめるも、合成写真による偽装が発覚。激怒した滝沢の滝沢キックを受けて敗北した。後に校長派に属し、滝沢派の高野と戦って惨敗する。 アニメでは、同じデザインのキャラクターが男子学生Cとして登場。 校長 姓名不詳。弱肉学園を統べる戦闘技能とカリスマ性を持つ男。合気道を得意とする。校長派対滝沢派の決戦では技北(滝沢昇一)と対戦。きわめて高度な戦いを繰り広げたが、途中から大陸学園強襲のどさくさでまともな戦いにならず、頭に血を上らせた結果敗北した。敗北とその後の入院生活で思うところがあったのか、溌剌とした性格となって新生弱肉学園の起ち上げに邁進する。 坂田 博子(さかた ひろこ) 古文教師。美人かつ高い運動能力を有する。伊吹好みの華奢で胸囲のない身体を持つが、校内では「着やせ」のイメージで通している。校長派対滝沢派の決戦ではその隙を突かれ、高村ゆかりとの水中対決で勝利を目前にしながら引き分けに終わった。 角脇 剣次(かどわき ケンジ) 体育教師。剣道部顧問。坂田博子の婚約者だったが、それがもとで校長派対滝沢派の決戦では坂田に入れあげていた伊吹と対戦することに。逆恨みの力を爆発させた伊吹に敗北し重傷を負うが、坂田はあまり気にしていなかった。 三上(みかみ) 声 - 大森章督(クレジットでは、アナウンサー) ボクシング部部長。ボクシングの試合になるとたびたび解説者として登場する。モデルは当時の担当編集者で、後に少年サンデー編集長となる三上信一。
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