発売に至る過程とは? わかりやすく解説

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発売に至る過程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:15 UTC 版)

マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」の記事における「発売に至る過程」の解説

前身にあたる商品1975年昭和50年9月発売され世界初カップうどん「マルちゃんカップうどんきつね」である。東洋水産は、だしの加工等も行う水産会社であり、自社製だしを使った1972年12月には世界初和風カップ麺として、麺に蕎麦採用した日清食品カップヌードル 天そば」が販売開始されていたものの、当時カップうどんを手がけるメーカー少なくその物珍しさ話題となった。それに加え海原千里・万里渥美清起用したテレビCM効果影響で、当時としては爆発的なヒット記録した発売当初東日本向けは丼型容器西日本向けは縦型容器だった。社員からは「油揚げなどの製法に関する特許や、容器に関する意匠登録行っておいた方がよいのでは」との意見出されたというが、当時東洋水産社長森和夫は「その必要はない」とこの意見却下した。 しかし翌1976年昭和51年)に入ると社員危惧的中しライバル日清食品の「どん兵衛きつねうどん始めとする類似品多数登場するこのため同社商品戦略見直し余儀なくされ、1978年昭和53年8月パッケージなどのリニューアル行ったこの際につけられた名称が「赤いきつね」である。 発売直前まで黄色ベージュ)の容器で「熱いきつね」という商品名付けられる予定だったが、同年山口百恵ヒット曲プレイバックPart2』を聴いた当時の社長歌詞のなかの「真っ赤なポルシェ」というフレーズ感じるところがあり、「真っ赤な、とは熱いイメージ。赤いことを基調にすれば商品自体強力なインパクト与えることができるのではないか」と考え容器の色と共に急遽「熱い」を「赤い」に変更するという経緯があった。また、日清食品が「どん兵衛」のキャッチコピーとして「熱いうどん」を当時使っていたことから、類似品としてクレームつけられる虞れを考慮して商品名変更されたのだともいう。緑のたぬきの緑は赤の対照の色としてつけられた。 このリニューアル戦略については東急エージェンシー企画立案担当している。CM起用するタレントとして東急エージェンシー候補に、歌手俳優武田鉄矢と、第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン優勝して芸能界デビューした榊原郁恵2人挙げ最終的に武田映画幸福の黄色いハンカチ』(1977年昭和52年)製作、山田洋次監督)の主役に抜擢されたことなどが決め手となり、武田選ばれたという。

※この「発売に至る過程」の解説は、「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」の解説の一部です。
「発売に至る過程」を含む「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」の記事については、「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」の概要を参照ください。

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