番組形態と放送時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 01:00 UTC 版)
「HITACHI FAN! FUN! TODAY」の記事における「番組形態と放送時間」の解説
前番組の『日立・ミュージック・イン・ハイフォニック』〜『HITACHI MUSIC INN(日立ミュージック・イン)』同様、日立製作所による単独提供(通称『日立枠』)でローカル・セールスの形態は取らず、全国同一スポンサーによるオンエアであった。 キー局であるニッポン放送では月曜から木曜まで深夜0時からの30分間で、ニッポン放送の平日24時台としては、当番組が初めてのベルト生放送番組であった。「コッキーポップ」の終了を受け1986年11月にスタートする24:40からの『ぽっぷん王国』も同様に上柳がパーソナリティの生番組となり、上柳は途中10分枠の別の録音番組を挟んで実質1時間の生番組となった24時台を4年間担当する事となった。『三宅裕司のヤングパラダイス』にゲスト出演したミュージシャンが急遽スタジオに入り出演することも頻繁にあったほか、本番組と『ぽっぷん王国』に1時間通して、その後に放送の『オールナイトニッポン』へ出演するゲストもいた。 当番組のネット局は編成上の都合から生放送同時ネットは不可能であった。ニッポン放送ではこれに対応するためネット局向けに別に録音版を毎週水・木曜日に収録、翌週分としてNRNラインで配信した(但しゲスト出演回など一部は生放送分を編集して送出)。ネット局向けはニッポン放送と違い、月曜から金曜まで放送(放送時間は同じく30分)であったが放送開始時間は午前0時からとは限らず各局によって異なっていた。 珍しい企画としては、ニッポン放送では金曜深夜は放送していないという「編成上の都合」を利用、1989年3月31日金曜深夜の放送開始が4月1日00:00であることから、同年のエイプリルフール特別企画として、裏番組である『SURF&SNOW』(TBSラジオ)に上柳が出演するという大胆な相互乗り入れ企画を行なったことがある。 前番組の『ミュージック・イン(・ハイフォニック)』はほぼトーク無しでテーマに沿って予め決められたセットリストの音楽を次々に流し続ける音楽番組だったが、本番組は音楽情報番組と大幅に内容が刷新された。上柳によると『SURF&SNOW』を担当していた松宮一彦(当時TBSアナウンサー)とライブ会場で会うと「ベースの音」や「照明のタイミング」を細かくメモに取りながら聞いている姿を目にしており、「これはとても真似できない」と思い、『ミュージック・イン』に似た構成でもあった上述のDJスタイルではなく、「とにかくミュージシャンにスタジオに来てもらって出来るだけ音楽の話は訊かないで他の話題で盛り上げる」というかなり姑息な手段を止む無く選んだ、と定年退職後に出した著書で回想している。 生放送のニッポン放送向けと録音のネット局向けでは、番組構成が異なり、ニッポン放送向けではスタジオからリスナー宅へ電話をかけ、クイズやゲストも交えたトークを行うなど、生放送を活かした企画が盛り込まれていた。一方、ネット局向けの録音版では、ハプニング性のあまりない「定型化された音楽情報番組」に近い形であった。録音版の核となるコーナーとして、当時黎明期に入っていたパソコン通信を用いて、海外の芸能情報などを紹介する「FAN! FUN! TODAY LIVE-NET」が放送された。 番組テーマ曲とジングルには、当時デビュー直前だった久保田利伸を起用。 上柳は番組中、タイトルコールや曲紹介でハーモナイザーとディレイを多用した(『ぽっぷん王国』でも同様)。
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