男鹿水族館とは? わかりやすく解説

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秋田県立男鹿水族館

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 14:03 UTC 版)

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男鹿水族館GAO
Oga Aquarium GAO
施設情報
正式名称 秋田県立男鹿水族館[1]
愛称 GAO(ガオ)
前身 秋田県男鹿水族館
専門分野 総合
事業主体 秋田県
管理運営 株式会社男鹿水族館(指定管理者
開館 2004年7月13日
所在地 010-0673
秋田県男鹿市戸賀塩浜字壺ケ沢
位置 北緯39度56分31.8秒 東経139度42分16.5秒 / 北緯39.942167度 東経139.704583度 / 39.942167; 139.704583座標: 北緯39度56分31.8秒 東経139度42分16.5秒 / 北緯39.942167度 東経139.704583度 / 39.942167; 139.704583
アクセス JR 男鹿線 羽立駅から路線バスで60分
公式サイト https://www.gao-aqua.jp/
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株式会社男鹿水族館
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
010-0673
秋田県男鹿市戸賀塩浜字壺ヶ沢93番地先
代表者 代表取締役社長 芝田 昭博
資本金 1億円
純利益 ▲40万4000円(2021年03月31日時点)[2]
総資産 2億6451万3000円(2021年03月31日時点)[2]
決算期 3月末日
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秋田県立男鹿水族館(あきたけんりつおがすいぞくかん)は、秋田県男鹿市戸賀塩浜(男鹿半島)にある水族館。通称・男鹿水族館GAO(おがすいぞくかん ガオ)。指定管理者制度により、第三セクター株式会社男鹿水族館が管理・運営している[3]

概要

2002年(平成14年)8月に秋田県男鹿水族館をリニューアル(建て替え)のため閉館し、2003年(平成15年)に秋田県・男鹿市とコクド(現西武グループ)など民間企業5社の出資による第三セクター方式で運営会社が設立された。

雫石スキー場支配人などを歴任した深谷正光が初代社長に就任(政界進出のため2006年(平成18年)退任)。横浜・八景島シーパラダイスなど西武グループ系列の水族館などで実績があるノウハウの数々を堤義明の実娘によるプランニングによって取り入れ、2004年(平成16年)7月に男鹿水族館GAOとして新装開業した。

開業前に『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』のロケ地となり、この前評判から開業当時はたいへん混雑した。東北地方日本海側では唯一のホッキョクグマが展示されている。

リニューアル前の男鹿水族館

1967年(昭和42年)、新規設立[4]。設立主体は秋田県企業局[4]。秋田県の魚「ハタハタ」など秋田県近海で生息する魚をはじめとして、カワウソペンギンなど、300余種の水生生物を展示していた[4]。また、1972年(昭和47年)には日本で初めてワニ(パナマメガネカイマン)の繁殖に成功している[4]

1983年(昭和58年)5月26日に発生した日本海中部地震ではこの水族館周辺も津波に襲われ、観光客のスイス人女性1名がその犠牲となった。現在、慰霊の像が建立されている。

主な施設

ホッキョクグマ

GAO開業時に目玉となるはずだったホッキョクグマは、カナダから連れてくるはずだったが、日本の動物愛護団体地球生物会議ALIVE[5](創設者新左翼野上ふさ子)やカナダの動物福祉団体「ズーチェックカナダ」などが抗議活動を行ったため[6]、現地との交渉がこじれてしまい、登場が間に合わなかった。「オープンに間に合わなければ着ぐるみになって出迎える」と公約していた当時の佐藤一誠男鹿市長が、オープン日にホッキョクグマの着ぐるみで来場者を出迎えた。

2005年6月8日、オーストラリアの水族館の協力のもと、ロシアからオスの子グマが搬入され[7][8]、「豪太」と命名された。展示施設は、できるだけ自然に近い状態で飼育することを目的とし[8]、カナダ・マニトバ州のホッキョクグマ保護法の趣旨に沿って整備を行ったものであり[8]、GAOに指導したオーストラリアの水族館の専門家からも高い評価を得ている[8]。更に2006年(平成18年)5月より夏バテを抑える役割に人工降雪機を設置した。ホッキョクグマのために人工降雪機を設置するのは日本初である。

2011年、豪太との繁殖のために釧路市動物園よりクルミ(メス)が貸し出され、2012年12月4日、産室で仔の出産が確認された[9]。翌2013年5月1日より母子が公開が開始され、一般公募と投票を経て6月3日に名前がミルクに決定したと発表された。ホッキョクグマの初産の子供の自然生育に成功したのは国内初である[10]

入館料金

アクセス

鉄道・バス

航空

  • 秋田空港から空港リムジンバスで秋田駅へ。秋田駅からJR男鹿線の羽立駅で下車し、GAO方面行きの路線バスに乗り換え。空港からの所要時間は150 - 180分ほどかかる。
  • 秋田空港から車で約90分。事前予約制の乗合観光タクシー(ワゴン型)が運行されている。

駐車場
  • 遊覧船発着所側:130台
  • 山側(秋田県道59号男鹿半島線):500台。トップシーズンにはシャトルバスが運行される日がある。

脚註

関連項目

外部リンク


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